› 築45年の家に住む › 2012年01月19日

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2012年01月19日

隈 研吾 設計のスタバ(福岡県 太宰府天満宮参道)


昨年暮れにオープンしたというニュース以来、
見てみたくて、やっと行きました。
世界的に有名な建築家がつくると
スタバもこうなる。
しかも、土産物屋や
名物・梅ヶ枝餅屋などの瓦屋根の茶店が並ぶ
お宮の参道に。





参道を登ると、突然でてくる、屋根のない、スクエアな形。
奥に長い、「うなぎの寝床」のようなスペース。
そしてこの木組み。



奥の席から見ると、こんなカンジです。
おそらく地元・九州の杉でできた角材を組みながら
天井と壁を覆っている。
まるで、やぐらのような、はたまた広重の浮世絵に出てくる日本橋を
裏側から見ているような
木組みの美しさを体験できます。



この角度をつけながら編むように組んでいく、という
パターン。角材の太さといい、壁からの出っ張りをあまり出さずに
組んでいく角度といい、よく考えられていて、バランスがいい。
ソファの形状も、角度がそれとなく合わせてデザインされている。


でも、テーブルの天板や壁は構造用パネルのOSB(Oriented Strand Board)とか使っていて、
杉を使いすぎていないところも、重くならず、古めかしくならずに
うまい、と思う。
コストも抑えられているでしょうし。







カウンター上の照明は、角材と同じ形状の
ペンダント。
杉のシートを張って、同化してます。








もうひとつ、私がひそかにいいな、
と思ったのは、
この、つきあたりの外にある、
おそらく倉庫の扉。
屋内から続く壁と同じOSBの扉は、
壁と同化して
目立たない、けど、
折り上げた形状のステンレスの
ドアノブだけが、しっかり手掛かりになって、
そのモデストでありながらカッコイイのに、
グッときました。




地元の材を使い、周囲の昔ながらの街並みにも
浮くことなく、上手くなじみながら、でもデザインで
突出している。いろんな意味でバランス感覚のいい
建物だと感じました。

シンプルな構造にシンプルな材料でコストも抑えてあるし、
きっとクライアントともバランス感覚良く、人づきあいの上手な建築家なんだろうな、と想像しました。



  


Posted by nobo at 16:25Comments(4)その他のこと