› 築45年の家に住む › 2012年04月03日

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2012年04月03日

古くて上質な空間~山荘無量塔・Tan's Bar(由布院)

久しぶりに由布院に行きました。

ここ福岡から車で1時間半、手軽に行ける大好きな場所。
いつも行くところは決まっているし、とくに目的もないのですが、
なぜか由布院は何度行っても飽きないのです。


古いウチに住む私にとって
理想形のような空間、
「由布院御三家」の宿のひとつ、「山荘 無量塔」のバー
Tan's Bar。
バータイムは現在、宿泊者のみの利用となっていますが、
昼はカフェスペースとして誰でも訪れることができます。

古民家をそのまま残しながら、ほどよく「洋」の雰囲気を取り入れ、周りの緑の明るさを眺める、ほの暗い空間が不思議と落ち着きます。


見えにくいですが、
中央の暖炉の上には
ニューヨーク・カーネギーホールと
同じスピーカー。
巨大なスピーカーから
この時流れていたのは
バッハのチェロ無伴奏曲。



その低く落ち着いた音が
大きな木の梁(はり)に反響し
見事に雰囲気に合っていて
崇高な空気を作っていました。





分厚い塗り壁、チークの家具、選ばれている家具もすべて本物。
贅沢でありながら、いやみがない。


窓から見える景色。自然木の林のように見えて
実は、もともとこの宿の敷地にあった杉林をすべて開墾し
山野草や木を植えなおしたんだそうです。


良く見ると、草は草でも、雑草は生えていません。
由布院町の素敵な風景は人の手によって
ひとつずつ作られているのです。
その「さりげなさ」に来るたびに気づかされ
魅了されているのかもしれません。


でも、ここに来る理由は雰囲気だけではない、
目的のもうひとつは、もちろん、これ。
山荘無量塔がプロデュースするB-speakのPロール。
お店で並ばないと買えない
ロールケーキがここでは
こんな厚切りで味わえます。
これも、ほんとうにクリームの
素材が生きた本物の味。















由布院はまだ桜には遠く、梅の季節でした。
季節が変わってまた訪れたくなったら
来ようと思います。

  


Posted by nobo at 16:05Comments(0)その他のこと