› 築45年の家に住む › 2013年11月13日

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2013年11月13日

今度のリノベーション、テーマは“シルキーグレー”

8月からプラン作りをはじめたマンションのリノベーション、
来週から工事が始まります。




お施主様の奥様はちょうど私の母世代の方。
現在お住まいのご趣味などをみていても、
シックでエレガントな雰囲気がうかがえました。

打ち合わせを重ねていく中でお好きな色「グレーをとりいれましょう。」
ということに。
パープル系もお好きなのですが、それは一部アクセントにとりいれることに。

LDK はやや光沢のあるグレーの布目調壁紙です。(写真右)
普通白っぽい壁紙が部屋が明るくなるし、広く感じるので選ばれることが
多いですよね。一番面積を占める部分なので、やや暗くなるのではないかと
私もかなり慎重になりました。
壁紙の大きなサンプルをリノベーションのお宅だけではなく、
自分の自宅の部屋に貼って三日三晩、光の反射具合や夜のライトの下での雰囲気とか見たりして(笑)

でも、ふと見てみれば
写真の中と左の壁紙はLDKに隣接した和室用に選んだ和紙の壁紙、
和室だど、このくらいの色合い、暗いとも何とも感じない。
本物の日本家屋だったら、天井が木だったりするので、なお暗くなるだろうし。

そう考えると、いつから日本の家のインテリアって白一色になったんでしょうかね?

ちなみに壁紙の手前左にあるのは、和室ふすま用の和紙調クロス。
シダの柄です。唐紙のように見えますが、壁紙。
マンションの和室は寸法が昔の和室とは違うため、襖も大きい。
それに合わせる襖紙となると、昔ながらの紙の寸法では足りない。
もちろん、最近は大判もあるのですが、ちょっと柄の素敵なもので
大判となると、値段がかなり違ってきます。
そこで便利なのがクロス。幅が広く、長さは自由ですし、耐久性もある。
ちょっと高級なクロスでも、唐紙に比べたらコストもかなり抑えられます。

もう一つ手前右はキッチンの壁、キッチンパネルです。
これもグレーベージュでヘアライン調、ちょっと光沢があります。
(以前のブログ記事「キッチン打ち合わせ中。」の中ではキッチンの壁はタイルだったのですが、
こちらに変更になりました。)

奥はカーテン。上げ下げできるシェードの形にします。
生地はこれも光沢のある“シャンタン調”。
シャンタンとは中国の絹織物のこと。

というわけで、全体的にシルクのようなシックな光沢が高級感をかもしだす、
グレーベースで落ち着き、そこに白いキッチンが映えるようなイメージ。




そんなコーディネートですすめながら、
ダイニングセットを探しに旭川家具のメーカー、Conde House(カンディハウス)のショールームに行くと、
定番の「ルント オム」というシリーズが今年記念イヤーで
限定色でグレーのダイニングチェアを出しているではありませんか!!



同じシリーズのダイニングテーブルは円形でエクステンションにもなる。
(お二人住まいのお宅なので、来客にも対応できる、この形のテーブルを探していたのです。)
エクステンション部分の板もたたんでテーブル本体にしまいこめる、便利なタイプ。



で、こちらのテーブルもオーダーでグレー色にも出来るということで、
ピッタリ!!

で、ダイニングチェアの座面にここで奥様のお好きなパープル(写真の右下の布張りの椅子の生地)のクッション使いで
差し色、ちょっとだけカワイイ!ポイントです。


今回のリノベーションは大掛かりな間取りの変更などはないのですが、
こうしてこだわった色づかいや素材で
お施主様のテイストを実現するのは
やはりインテリアコーディネートの醍醐味、楽しさでもあります。


工事がはじまったらまたご報告したいと思います。