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2015年06月03日

大分県立美術館、行ってきました。

4月25日にオープンしたばかりのミュージアム、
大分県立美術館(OPAM)に行ってきました。



あちらこちらから良い評判を聞く話題の美術館。



板茂氏設計というのもその話題のひとつ。
外観から期待が高まります。



エントランスを入ると全面ガラスによる自然光を取り入れた広々とした空間に
巨大な風船の形のオブジェ。入場者が触ったり押したりすると実際に風船のように動きます。



現在行われている開館記念展は
”モダン百花繚乱「大分世界美術館」”
というタイトル。
いったいどんな展示なのか?
作品の写真撮影はもちろん出来ないので
お伝え出来ないのが残念!


素晴らしく楽しめる展示です。それもどんな人でも。
もともとの大分県立美術館の所蔵はもちろん、
国内外のあらゆる美術館から絵画、工芸、彫刻、などが
時代もジャンルもミックスしながらも
緻密な計画とストーリーで競い合うように並んでいます。
教科書に載っている名画もあれば
千利休作の茶杓があったり、
イッセイミヤケのプリーツのドレス、
その横には奈良美智の女の子がこっちを見てる・・・
よくある絵の横の小さな解説文も詩を読むようで楽しい。
キュレーターの方の力量と情熱に拍手を送りたくなりました。




1Fの作品を観終わると、展示はさらに3Fへと続きます。




2Fから外へは渡り廊下を通り、歩道橋へ。




3Fに上がると、




中庭にオブジェが。




2Fとは天井が変わり、大分県の伝統工芸で有名な竹かごをイメージさせるデザイン。
材質は大分の日田産の杉でしょうか?
オープンして間もないせいか、シダーウッドの香りがします。
よく見ると、編んだ竹籠のようにゆるやかにカーブを描いている。
展示の中にも竹工芸の名品が数多くあるのですが、
アーティザンへのリスペクトを感じます。



ちなみにショップのカウンターにも
このように編みかごのモチーフ、
使われています。







大分らしさはこんなところにも。
青畳の香りもまだしてましたよ、この長椅子。





こちらは直線的で細かなディテールの脚、
竹で出来ています。
こういうところ、個人的に見つけては喜んでしまう(笑)





そればかりでなく、こんな長椅子も。
クラシカルでモダン、シンプルでエレガント。
「大分世界美術館」のテーマにぴったりな
時代と国を超えたデザイン。




2Fはさらに板茂デザインの世界が。
こちらはライブラリー。
板茂といえば、紙管の建築が有名ですが




こちらはカフェ。紙管で出来た長椅子、
壁も輪切りの紙管をあしらって。
(偶然座っている方のドット柄とシンクロしている!)



居心地の良い美術館、地元の人も気軽に集まる様子が
ほほえましく、よりどころとしての公共の建物の役割、
そして今回の私のように県外からも訪れる観光の目玉としての
役割の大きさ、その成功例を目にしました。


企画展示の他にも常設展示もオススメです。
あらためて知ったのですが、私が昔から好きだった画家
福田平八郎は大分の出身、この美術館にも多くの絵がありました。



大好きな作品「雨」
(東京国立近代美術館蔵)






この日の朝、湯布院から向かったのですが、




朝ごはんを食べていたカフェの窓から
見下ろすと、ちょうど瓦に雨粒が。





いい一日でした。














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