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2011年02月19日

名作椅子のいいところ~ル・コルビジェ LC2

20年前に家具の歴史を勉強していたころから、
「いつかは欲しいものリスト」
に入っていたこの椅子。

そして、昨年コルビジェ設計のラ・ロシュ邸に見学に行ったとき
(当ブログ「ル・コルビジェの色②~ラ・ロシュ邸」(2011.2.3)ご参照下さい)
アトリエの空間にやはりLC2が置いてあって、
「どうしても欲しい!!」モードに。
そして、やっと手に入れました。しかも2脚!!
中古ですが、元展示品の新品同様のカッシーナ社のLC2!
ヤフオクに感謝です。

名作椅子のいいところ~ル・コルビジェ LC2

それまで15年近く使っていた3人掛けのソファを処分し、
この2脚、現在我が家のリビングに存在しております。

これまでもいろんな所で見かけて、何度も座って知っていたのに、
手に入れて初めて実感したことは、

1. 実にコンパクト。
  W760xD700xH660、しかもキューブ型なので、視線の邪魔をしない。
  モデルルームなどでよく使われるのも、
  存在感はありながら、日本の家でも部屋の広さを選ばない、
  便利なサイズだからなんだ、と実感。

2. クッションが精巧に作られている!
  フレームにスクエアなクッションが背・アーム・座とベースの
  5個で構成された、シンプルな作りなのですが、
  そのクッションをセットするときに、隙間なくピッチリと
  はめ込まれるように作られているのには驚きです。
  また、カバーのファスナーは、開け閉めするツマミがないのです。
  つまりカバーを取りはずす時は、カバーを張り替える時。  
  それだけカバーと中身に遊びがないように作られている。
  意外にも高い技術が使われているクッション部。

おまけにもうひとつ、これは余談ですが、気がついたことを。
名作椅子のいいところ~ル・コルビジェ LC2

我が家ではTVの前に置いて使っているのですが、
座って長時間TVを見ていると、
どうしても楽な姿勢になるために、前に腰がずり気味になるので、
脚のせのためにオットマンを置いてみたり、
TVも大型が主流の今、目線の高さが同じかそれより上気味になると、
頭を支えるヘッドレストがあったらいいな、と感じたりします。

カウチ型ソファの良さと、この椅子の良さと、
比較するのはナンセンスですが。

メンテナンスがメーカーでちゃんとフォローできることも
名作椅子のいいところ。
将来はカバーを張替たり、置く場所も替えたりして、
この一生ものの椅子と楽しく付き合っていきたいと思います。     






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