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2011年03月22日

古いウチと古いモノをおもてなしで使う!

これまで古い家に住む維持の仕方や
大変さなどをお伝えしてきました。

「古くてあっちこっちにガタがくる」
「冬は寒い」

などなど、そして、もうひとつ、問題なのは

「お客様中心の間取りが使いにくい」

ということ。

我が家でも、応接間やお座敷が家の中心にあり、
家族が過ごすリビングや台所は端っこにあって
庭も見えません。

現代の住まいはそんな「フォーマル」専用の部屋は必要としない、
来客もリビングで行う、「カジュアル」な間取りが合理的です。

でも、昨日は我が家で来客があり、ふと気付きました。

来客といっても、気の置けない大人達が集まって、いわゆる
「飲み食べ会」(詳しくは私のもうひとつのブログ
「福岡カスレ協会」にて)
だったのですが、

ひとしきり飲んで食べた後、みんなでキッチンから我が家の「応接間」へ
場所を替えてみました。

古いウチと古いモノをおもてなしで使う!

めったに使うことのない、冷え切った応接間が人が来ることによって
「フォーマル」なラウンジになります。
昔からずっと置かれているピアノを久しぶりに弾いてくれる人もあり、
それを聞いてみんながさらにくつろいでくれます。
楽器も、どんな名器でも鳴らしておかなければ駄目になる、ともいわれるし、

古いウチと古いモノをおもてなしで使う!

せっかくだから、と物置から祖母の家で使っていた会席盆を引っ張り出し、
季節の和菓子の菓子皿に使ってみたり。
いまどき会席盆でお客様、もないけど、こんなときに、こうして使ってあげると
古い家も古いモノも良さが見直されて、喜んでいるような気がします。

現代のシンプルな生活や道具も洗練されて出来上がった良いものですが、
昔の人が考えた住まいやモノを楽しめる余裕を持ち合わせることも
古い家に住む者にとって大切なんだと、気づかされた一日でした。


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