ひなかざり~九州の工芸

nobo

2011年03月04日 16:36

我が家では旧暦のおひなさままでひなかざりを飾っています。
トータル2カ月になるので、ちょっと飾り物を替えてみました。



地元、博多人形のお雛様、人形師・中村信喬さんの作品。
これは高さ10cmほどの小さいものですが、
中村信喬さんのお人形はどんなに小さくても、
博多祇園山笠の大きな飾りでも、
どれも清々しい雰囲気がある。ファンも多い作家さんです。



おひなさまとは直接関係はないものの、春ということで、
これは佐賀・有田焼の陶芸家、仁窯・小畑裕司さんの八重桜の花入れ。

この花入れはティアドロップ形をベースに、
上に向かってすぼまりながら伸びている形が美しく、
さらに、そのやわらかな白色の肌に描かれた桜が精巧で
これも観ていて胸がすくような作品。
とても気に入っています。
ちなみに小畑さんは来週東京銀座の松屋で作陶展(3/9~3/15)をされるそうです。



最後に、これは昨日オープンした、博多駅の阪急百貨店のエントランスの桜。
九州の桜をこの日に合わせて満開にした、というのも芸術的ですね。

春めいてきて、花も咲き始めると
気持ちもやわらいで、美を楽しむ心が目覚めてきます。


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