キッチン収納スペースは食器棚2個分!

nobo

2013年10月11日 17:30

6月末に完成したマンションリノベーションのお宅(詳しくは「リノベーション完了です!」をご覧ください。)に先日伺いました。




お施主様のTさんとはもともと同じ茶道教室の生徒どうし。
この日はそのお教室の先生もご一緒でした。
先生からTさんのイメージにぴったりの可愛らしいフラワーアレンジが。

プランを立てたり、工事中は随分思い入れ強く関わっているものの、
いざ終わって引き渡しをすると、そのこだわりは意外と消えるのですが、
ただ、プランした機能が本当に使いこなされているか、
役に立っているかどうかは気になります。




そのひとつだったキッチンのバック収納。
ちょうど押入れのような形。幅は240cm、
そして押入れのように中間に棚を設けただけ、
あとは上部に可動棚を設置、
という大まかな作り。
システムキッチンのカップボードのように
収納ユニットごとのセクションに分かれていないため、
使い勝手がどうか心配していましたが、




この日伺ったら、こんな風に充実した収納になっていました。




いろいろな収納を組み合わせ、
収納するモノの高さに合わせて可動棚を動かし
市販のかごや引き出しを上手く使って
スペースをきっちり使いきっている。
普段は扉で見えないのですが、
こんなに上手く収納できたら、見せる収納でもいいような出来栄え。
私自身も嬉しくなってしまいました。

今プランしているお宅でもそうですが、
最近のキッチンはオープンスタイルが大半で、
しかも家具としての食器棚を別に置くお宅も少ない、
キッチン横にパントリー(食品庫)の部屋を設けるのも
スペース的に難しいならば、
キッチン本体とは別に
キッチンまわりのモノ、食器やストックの食材、それ以外の道具関係、あわせると
この押入れ分、つまり
食器棚約2個分の収納スペースは最低限必要だと思います。
そしてこのお宅の収納のように隠せる扉があれば
いつでもスッキリ、急な来客でもOKですしね。





キッチンのカウンターにはホーローのコーヒーケトルと
いい味の焼き物の菜箸立て、
それに私がリノベーション完成時にプレゼントした
ダイニングのペンダント照明と同じ、Futagamiの真鍮の包丁立てが
いいコンビネーションで存在していました。
午後の昼下がり、お茶を飲みながら、
カフェのような居心地、嬉しいひとときでした。


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