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2011年05月07日

ジャン・ヌーヴェルのデザインホテル

もうひとつの私のブログ
「福岡カスレ協会」にはお伝えしていましたが、
昨日まで、フランスを旅していました。

行き先はパリとボルドー。
ボルドーでは、建築家ジャン・ヌーヴェルデザインのホテル
"St. James"に泊りました。

ジャン・ヌーヴェルは、ガラス使いを特色としたデザインが有名で、
パリでは、エッフェル塔近くの「ケ・ブランンリー美術館」などを
デザインしています。

ジャン・ヌーヴェルのデザインホテル

美術館の外の庭の、さらに外にガラスの塀があり、
その緑が映るガラスの塀にインフォメーションが書いてある。
古い街並みの中で、モダンな建物はガラスを隔て、さらに
庭園の向こうに潜んでいます。

そして、ホテルのデザインは

ジャン・ヌーヴェルのデザインホテル

シンプルな白の空間に、オブジェのようなインテリアアイテムが
置かれているのですが、どこがジャン・ヌーベルらしいかと思ったら、

ジャン・ヌーヴェルのデザインホテル

ベッドの高さが高い!80cmくらい。
窓の高さに合わせてあるのです。
ベッドに横になると、視界はボルドーの街を一望する窓でいっぱいに。

他の部屋はベッドがすごく低いところも。
窓にベッドの高さを合わせるとは、ガラスの建築家の視点ならでは。

他にもこのホテルの建物の特徴は

ジャン・ヌーヴェルのデザインホテル

壁や屋根を鉄の格子で囲っているところ。
窓にも格子があったりするのですが、
不思議と牢屋のような違和感はなく、
これもデザインの技なのかもしれません。

それにつる性の植物を這わせて、茶色に錆びた壁がこれから
緑色の風貌に変わっていくのもいいし、壁の遮熱にもなって
さりげなく、エコなのもいい。

一見モダンでシンプルで、まるで誰かの家にきたような
さりげない部屋でありながら、
実は建築による配慮がなされている、
そんなところに気がつくことも、
ひとつの楽しさであり、もてなしであることを
感じさせてくれたホテルでした。




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