
2011年10月31日
昔からのケヤキのカウンター~西鉄グランドホテル(福岡市)
福岡の老舗ホテル・西鉄グランドホテルのバー「グロット」。
リニューアルされて素敵になったと聞いたので。

それまで、喫茶のラウンジだった場所にバーが移動、
以前のバーと違うのは、窓に面しているところ。
ボトルの向こうの中庭の滝を眺めながら、一杯飲めます。
福岡市の中心、天神の西通りの入り口から入ってつきあたりのこの場所は
家族で来たり、友達との待ち合わせにもよく使っていました。
ちなみに
「ここでお見合いをすると、破談になる」
とのジンクスもありました、余談ですが。
(これは私の個人的な経験談ではありません。
バーの方もちゃんと、そうおっしゃってましたよ!)
それだけ、利用されていたという、
福岡の人にとっては長年愛着のある、この滝の見える場所。
うれしいのは、リニューアルをしたといっても、
以前からのバーカウンターとバーチェアを
つかっているところ。

材はけやきです。削りなおして、以前のキズや焦げた跡を
きれいにし、塗装もしなおして
美しく生まれ変わっていました。
バーチェアも以前からの常連さんのために
座りなれたものを張りなおして使っています。
このカウンターの特徴は、腕を置く、このカーブ。
お客様の心地良さにこだわったカウンターの形。
大きくえぐられた形状なので、この部分だけは一枚板ではなく
集成材にしたものを削りだして作られています。
リニューアルして人気のため、満席のこともしばしば。
天神の真ん中に、新しい空間で老舗のサービスが楽しめる大人の
居場所が出来ました。
リニューアルされて素敵になったと聞いたので。
それまで、喫茶のラウンジだった場所にバーが移動、
以前のバーと違うのは、窓に面しているところ。
ボトルの向こうの中庭の滝を眺めながら、一杯飲めます。
福岡市の中心、天神の西通りの入り口から入ってつきあたりのこの場所は
家族で来たり、友達との待ち合わせにもよく使っていました。
ちなみに
「ここでお見合いをすると、破談になる」
とのジンクスもありました、余談ですが。
(これは私の個人的な経験談ではありません。
バーの方もちゃんと、そうおっしゃってましたよ!)
それだけ、利用されていたという、
福岡の人にとっては長年愛着のある、この滝の見える場所。
うれしいのは、リニューアルをしたといっても、
以前からのバーカウンターとバーチェアを
つかっているところ。
材はけやきです。削りなおして、以前のキズや焦げた跡を
きれいにし、塗装もしなおして
美しく生まれ変わっていました。
バーチェアも以前からの常連さんのために
座りなれたものを張りなおして使っています。
このカウンターの特徴は、腕を置く、このカーブ。
お客様の心地良さにこだわったカウンターの形。
大きくえぐられた形状なので、この部分だけは一枚板ではなく
集成材にしたものを削りだして作られています。
リニューアルして人気のため、満席のこともしばしば。
天神の真ん中に、新しい空間で老舗のサービスが楽しめる大人の
居場所が出来ました。
2011年10月25日
迎え花・私の流儀
もうひとつの私のブログ「福岡カスレ協会」でも紹介しているように、
時々我が家でおもてなしをするのですが、
その際はなるべくお花を活けるようにしています。

写真は先日のBBQのときのもの。
ススキ、菊、秋明菊、うらしま、ウィンターコスモス、ふじばかま、
はたまたハーブのセージまで。そのとき咲いているものの寄せ集め、
でも秋らしい、暖かい色合いにまとまりました。
昔、華道はちょっとお稽古していたこともありましたが、
いまでは、全くの勝手流です。
花器もこの家に昔からあるもの(古いウチはものだけはなんでもあります。)
この一カ月に3度ほどこうして迎え花をいけましたが、
秋も刻々と季節がすすんでいるので、
その時々で花も変わります。
活けるときのわたしのちょっとしたこだわりは
1. 花屋で買ってきた花は活けない~
あくまで庭に咲いている花や近所にある実家の花畑から
花を調達。花が少ない季節なら、草花一輪でも。
理由は、お客様によってはフラワーアレンジメントを
もってきて下さる事もあるので、
その花々とかぶるものはあえて活けない。
もうひとつの理由、これはおもてなし全体にもいえるのですが、
背伸びをしない範囲で、自分の出来ることをする、という考え。
2. それから、ワイルドに育った植物を活ける醍醐味。
自然に育ち、曲がったり、横を向いたりしている植物、
それらを一本ずつが綺麗に見えるように試行錯誤。
植物のさまざまな香りの中、一人で没頭して活けていると
なんだか草花のパワーを感じるようで、
おもてなしへのテンションも上げてくれます。
花なんて、無くてもまったく困らないもの、でも
その無駄なものが私のおもてなしのキーポイントであり
来客の準備のひそかな楽しみでもあるのです。
時々我が家でおもてなしをするのですが、
その際はなるべくお花を活けるようにしています。
写真は先日のBBQのときのもの。
ススキ、菊、秋明菊、うらしま、ウィンターコスモス、ふじばかま、
はたまたハーブのセージまで。そのとき咲いているものの寄せ集め、
でも秋らしい、暖かい色合いにまとまりました。
昔、華道はちょっとお稽古していたこともありましたが、
いまでは、全くの勝手流です。
花器もこの家に昔からあるもの(古いウチはものだけはなんでもあります。)
この一カ月に3度ほどこうして迎え花をいけましたが、
秋も刻々と季節がすすんでいるので、
その時々で花も変わります。
活けるときのわたしのちょっとしたこだわりは
1. 花屋で買ってきた花は活けない~
あくまで庭に咲いている花や近所にある実家の花畑から
花を調達。花が少ない季節なら、草花一輪でも。
理由は、お客様によってはフラワーアレンジメントを
もってきて下さる事もあるので、
その花々とかぶるものはあえて活けない。
もうひとつの理由、これはおもてなし全体にもいえるのですが、
背伸びをしない範囲で、自分の出来ることをする、という考え。
2. それから、ワイルドに育った植物を活ける醍醐味。
自然に育ち、曲がったり、横を向いたりしている植物、
それらを一本ずつが綺麗に見えるように試行錯誤。
植物のさまざまな香りの中、一人で没頭して活けていると
なんだか草花のパワーを感じるようで、
おもてなしへのテンションも上げてくれます。
花なんて、無くてもまったく困らないもの、でも
その無駄なものが私のおもてなしのキーポイントであり
来客の準備のひそかな楽しみでもあるのです。
2011年10月17日
栗から出来たもの
芸術の秋となり、さわやかな秋晴れの日曜日、
陽気に誘われ出かけたついでに、
知り合いのギャラリー展にふらっと寄ってしまい、
先日唐津の器を買ったばっかりなのに、また
素敵な陶器に出会ってしまいました。

京都の丹波で登り窯を開かれているという、
石井直人さんとおっしゃる陶芸家の方。
「この器に使っているは栗の釉薬なんです。」
「えっ、栗?」
なんでも、栗を燃やして灰にしたものを
釉薬にしているらしいです。
栗の釉薬なんて、初めて知りました。
いい器に出会えてうれしく帰宅すると、
ちょうど御近所さんから恵那栗の栗きんとんを
いただき、一緒に写真を撮ってみました。
秋っていいな、としみじみ。
そういえば、今日はカフェでも栗を食べたな。

福岡市白金にあるsweets & cafe Amisのモンブラン。
今日は栗づいていました。
ちなみに、石井直人さんの器が展示されている
「石井直人・石井すみ子 やきものと道具展」は
10/22まで、福岡市平和のギャラリー・マップで開催されています。
雑誌「和楽」9月号にも紹介されていた、丹波の素敵な暮らしが
道具と器を通して触れることが出来ます。
陽気に誘われ出かけたついでに、
知り合いのギャラリー展にふらっと寄ってしまい、
先日唐津の器を買ったばっかりなのに、また
素敵な陶器に出会ってしまいました。
京都の丹波で登り窯を開かれているという、
石井直人さんとおっしゃる陶芸家の方。
「この器に使っているは栗の釉薬なんです。」
「えっ、栗?」
なんでも、栗を燃やして灰にしたものを
釉薬にしているらしいです。
栗の釉薬なんて、初めて知りました。
いい器に出会えてうれしく帰宅すると、
ちょうど御近所さんから恵那栗の栗きんとんを
いただき、一緒に写真を撮ってみました。
秋っていいな、としみじみ。
そういえば、今日はカフェでも栗を食べたな。
福岡市白金にあるsweets & cafe Amisのモンブラン。
今日は栗づいていました。
ちなみに、石井直人さんの器が展示されている
「石井直人・石井すみ子 やきものと道具展」は
10/22まで、福岡市平和のギャラリー・マップで開催されています。
雑誌「和楽」9月号にも紹介されていた、丹波の素敵な暮らしが
道具と器を通して触れることが出来ます。
2011年10月12日
大工さんの現場テーブル
デッキスペースでBBQをしたり、多人数の時に役立つ簡易テーブル、
我が家のは、コンパネ&シナランバーという、
建築用材で作った、簡単で持ち運びのいいスグレモノです。


もうひとつの私のブログでも、
時々我が家のおもてなしの様子を紹介していますが、
その時にはかならずこのテーブルが登場。
大・小2タイプ作って、10人分座れるテーブルも
簡単にセッティング出来ます。(写真右のような)
このテーブルは脚のつくりがポイント。

コンパネをカットして作ったこの脚を二枚クロスに組み立てて

このように。
実はこの脚、大工さんが自分の工事現場で
自作の作業台の脚として使っていたものを見て
「これだ!」と、大工さんに同じものを作ってもらったもの。
コンパネは丈夫だし、こうして板二枚組み合わせているだけの
シンプルな作りで、また中をくりぬいているのは
軽くして、持ち運びしやすくする意味もありますが、
実際の現場ではここに角材なんか通したりして、
長いモノの置き場所になったりしてるんです。
なんてクレバーなんだろう!
工事現場に行くと、こうした職人さんと接する事が出来て
得るものが沢山あります。

あとはシナランバーを載せれば出来上がり。
テーブルクロスをかけなくても、オイルなどを塗っておけば、
白木のテーブルのカンジでも使えます。
ついでに、シナランバーは板の厚み部分がガサガサしているので
カバーする木口テープというテープを私は貼ってます。
材料は木材販売店やホームセンターで手にはいるし、
ペンキで塗ってもかわいいかも。
我が家のは、コンパネ&シナランバーという、
建築用材で作った、簡単で持ち運びのいいスグレモノです。
もうひとつの私のブログでも、
時々我が家のおもてなしの様子を紹介していますが、
その時にはかならずこのテーブルが登場。
大・小2タイプ作って、10人分座れるテーブルも
簡単にセッティング出来ます。(写真右のような)
このテーブルは脚のつくりがポイント。
コンパネをカットして作ったこの脚を二枚クロスに組み立てて
このように。
実はこの脚、大工さんが自分の工事現場で
自作の作業台の脚として使っていたものを見て
「これだ!」と、大工さんに同じものを作ってもらったもの。
コンパネは丈夫だし、こうして板二枚組み合わせているだけの
シンプルな作りで、また中をくりぬいているのは
軽くして、持ち運びしやすくする意味もありますが、
実際の現場ではここに角材なんか通したりして、
長いモノの置き場所になったりしてるんです。
なんてクレバーなんだろう!
工事現場に行くと、こうした職人さんと接する事が出来て
得るものが沢山あります。
あとはシナランバーを載せれば出来上がり。
テーブルクロスをかけなくても、オイルなどを塗っておけば、
白木のテーブルのカンジでも使えます。
ついでに、シナランバーは板の厚み部分がガサガサしているので
カバーする木口テープというテープを私は貼ってます。
材料は木材販売店やホームセンターで手にはいるし、
ペンキで塗ってもかわいいかも。