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2011年09月21日

オノ・ヨーコ展in ヒロシマ

今まで行ったことがなかった広島へ。

一番の目的は現在、広島市現代美術館でやっている
オノ・ヨーコ展を観たい、と思ったから。

テレビではたまに見かけることはあっても、
現代芸術家・YOKO ONOの作品はなかなか見られないので
どんなメッセージがあるのか、体感してきました。


作家:オノ・ヨーコ
CC:BY-NC-ND 2.1
(写真撮影可の代わりに、このように表記するきまりらしいです)

入り口前の広場には”Wish Tree for Hiroshima" という
メッセージを結びつけた木々が。
この活動、これまでにも世界のあちこちで行われているようです。

今回は特に「ヒロシマ賞」受賞したということもあり、
中の展示も平和とヒロシマに関するメッセージが。


作家:オノ・ヨーコ
CC:BY-NC-ND 2.1

実際にオノ・ヨーコがこの場所で壁に書いたメッセージ。
そして白い空間と、ドア。
ここからオノ・ヨーコの世界へ。

照明の関係で写真に映らなかった暗い空間もあり、
そこでは原爆をイメージさせる演出で、
ヒトの心理に重く語りかけてくるようなメッセージを体感しました。



作家:オノ・ヨーコ
CC:BY-NC-ND 2.1

でも、空間のあらゆるところに何千もの「折り鶴」がちりばめられていて、
そこには、この展示の「希望の路」というタイトルが刻まれています。
いろいろ感じて、考えさせられます。




作品展示のほかにも、オノ・ヨーコが呼びかけて
訪れた人が壁に自由に描いたお母さんへのメッセージ
" My mummy is beautiful" がありました。

母子の愛が平和への一番の鍵になるのでしょうね。




この建物の一角にあった窓。
建築はオノ・ヨーコよりひとつ年下の故・黒川紀章の設計。
なんだか微笑ましいハート。
二人のクリエイターの深い思いがつながっているような気がしました。




  


Posted by nobo at 16:35Comments(0)その他のこと

2011年09月15日

古い家・秋のしつらえ

我が家の庭にうるさいほど鳴いていたセミの声が
気がつけば、松虫の声に。

今日は十八夜、居待月(いまちづき)というのだそうです。



まだまだ日中は残暑が残りながらも、
気分だけは秋モードに。
というわけで、家の置きものを替えてみました。



床の間というのは、便利なもので、
掛け軸を掛け替えるだけで、
模様替えしたように、雰囲気が変わります。

桔梗の絵と、夏から置いている青磁の壺の色が合う。
まだ気候的には夏なので、
とりあえず涼しげな青磁のままにしておくことに。

そんななか、知らぬ間に夕顔が咲いていたので、
家にとりこんで、愛でてみました。



花も気がつけば、秋の風情になっている。
一夜だけ咲いて、しぼんでしまう、それだけに美しく、
香りも夜に漂います。
うちわは京都の「あいば」で昨年買ったもの。
木版のシンプルな柄が気に入りました。



古いウチには何でもあるもので、
博多の秋祭り「筥崎宮の放生会」のちゃんぽんも家にあったので
年に一度の出番、で飾ってみました。

放生会が終わると、
博多には本格的に秋が訪れます。  


Posted by nobo at 23:09Comments(2)古いウチのこと

2011年09月07日

アパートリノベ完成

これまでお伝えしてきた、
レトロビルの一室のリノベーションが終了しました。



玄関を開けると迎えてくれる壁は
これまでにもお伝えしてきた、ル・コルビジェのカラーチャートの色、
シエナ土(ライト)の塗装で仕上げました。
外から帰ると、明るい雰囲気にしてくれそうです。



2DKの間取りを1LDKに変更、14帖のLDK。
天井はアフリカンパドークの天然木の色が美しい突き板。
空間に重みを与えています。
床はPタイル。昔から公共の建物などで使われている素材。
このレトロなビルにも使われていますが、
あえてそのレトロ感を持ちこんでみました。
メンテナンスのしやすさも選んだ理由の一つです。



キッチンはコンパクトながら、ワークスペースが広い点で
クリナップ製にしました。スタンダードながら、さすがは
キッチン専門のメーカーです。
壁はつり戸棚はつけず、手元で調味料や道具が置きやすいように
ボックスを埋め込んだり、ステンレス棚を取り付けたり。
IKEAで買ってきたものです。



いわゆる、パウダールームはシンプルに。
ここもレトロなように見えて、機器関係、すべて新品です。
洗面台も昔からのスタンダードな形。
あえて蛇口もお湯と水がわかれたもの。
一見使いにくい?でも(写真右)リモコンでお湯温度を設定すれば
お湯の蛇口だけで適温が出てくるので、かえって便利。

ちなみにトイレは節水型というスグレモノ。


昔からある設備もいくつか残しています。


(写真左)昔のブレーカー。素材感がいい。
(写真中)古びているけど、これブザーです。
玄関外からボタンを押すと、「ビー」っという、
昔の映画に出てくるような、音。
レトロ感は音でも楽しんでいただけます。
(写真右)パウダールーム入り口ドアの上の明かりとり窓。
わかりにくいですが、かわいいモザイクパターンの型ガラスです。
今ではかえって贅沢な装飾ガラス。



もともと2DKの2部屋は
6帖の和室でした。1室は畳を残すことに。
ふすまのパターンで変化をつけてみました。

福岡市の中心部天神からバス停3つほど、自転車でも行ける便利な場所。
エレベーターのない最上階の5階!ですが、
市民の憩いの場所、大濠公園も近く、
ラーメン食べるなら、長浜の屋台にも歩いていけるという、
アクティブに動く方には好立地です。

昔ながらの商店街もすぐそばにあるし、
築39年のレトロなビルの、
このレトロリノベの部屋を気に入って下さる方が
住んでいただけたら、うれしいです。

このビルの情報は高山ビルFacebookでも紹介しています。



  


2011年08月25日

フヨウで緑のカーテン

今年はゴーヤとか、朝顔とか、
緑のカーテンをしているお宅をよく見かけますね。



ウチは東側の窓を芙蓉(フヨウ)が覆ってくれています。
フヨウはここ、福岡市の花なんですよ。
ちなみに福岡県の花は梅です。

茶花としても使えるから、と
茶道の先生に小さな小さな芽をわけてもらって
植えていたら、このような大木に!



毎年秋にはバッサリ根元から伐り戻すのですが、
夏には高さ2mを超えます。
花は一日花。朝、美しく咲いては夕方にはしぼむ。
洋風の庭にも、和風の庭にも合う植物です。



夏の朝の障子越しのシルエットもいい。
  


Posted by nobo at 17:29Comments(2)古いウチのこと

2011年08月22日

塗装の色あわせ

レトロビルのリノベーション、
塗装2か所の色を現場で確認。



色をカラーチャートで指定していても、
現場の光の入り方や塗装以外の部分との兼ね合いで、
印象がかわります。
いつも、難しいなー、と感じるところ。



試し塗りしながら、チャートに近い色見にあわせていきます。
下地によっても発色が変わるので、
塗装屋さんと相談しながら検討。
ちなみにこのカラーは、
建築家ル・コルビジェが建てた
パリ16区のラ・ロシュ邸に使われたカラーチャートを使用。
「シエナ土の色(ライト)」と銘打たれた色です。
エントランスを明るくしてくれる予定。



どうなるのか、ちょっとドキドキです。  


2011年08月20日

レトロリノベ中間報告

先日からお伝えしている、レトロビルのリノベーション。

部屋の下地作りも終わり、
仕上げ材にとりかかりはじめました。



今回、私が持ち込んだ、アフリカンパドークの突板。
張る場所に合わせて、また
綺麗に板が揃うように、大工さんが
一枚一枚、微調整のカットをし、
さらに板のふちを面取りして張り合わせていきます。

「この材料使うの、この物件で終わりにしてね」

と、大工さんから言われる程、
突板を張るのは手間がかかるそう。(モウシワケゴザイマセン)

でも、手間暇かかるだけあって、
重厚感が違います、ホンモノの材ですから!!
(ちなみに、突板(つきいた)とは、本物の木材をごく薄くスライスして
表面に貼った板のことです)

そう言いながらも、大工さん、懐かしそうに

「昔は壁やら天井やら、よく突板を張ってましたけどねー。」とも。

そうなんですね。期せずして、レトロな素材使いをしていたとは、
このリノベーションにピッタリです。

この日はユニットバスの取り付け工事も行われていました。



こちらも、専門の職人さんが一日がかりです。

プランをいくら考えても、現場の職人さんが「おさめ」なくては
実現はできません。
職人さんには、いつも頭が下がります。


ビルの廊下の窓から心地よい西風が。
遠くに福岡タワーが見えます。  


2011年08月10日

リノベ工事開始。

レトロアパートのリノベーションプランも決まり、
工事が始まりました。



今回はビルの雰囲気に合わせて、
ちょっと落ち着いた色合いになっています。

ポイントとしては、まず
壁の一部の塗装の色を、以前このブログで紹介した
「ル・コルビジェの色」のカラーチャートにある色から一色
採用します。

古いビルの部屋は、さらに古い、そして巨匠の建築のエッセンスを頂くことに。

そして、もうひとつのポイント、
木にこだわる私のデザインIDとしては、
天井に、アフリカンパドークという材の突き板を
使うこと。高級感が出ると思います。

予算的にはこういう材は使えないのですが、
以前の工事で使わなかった、あまりの材料なので
材料代はカットになるし、
それに、下地+クロスの工事の手間も省かれますので
さらなるコスト削減にもなるのです。



解体工事、猛暑の中、お疲れ様です。

完成は8月末予定です。  


2011年08月05日

レトロビルに学ぶ~graf(大阪市中の島)

引き続き、大阪探訪のつづきなのですが、

以前から訪れてみたかった、
grafへ行ってみました。



grafは、家具製作から建築、空間デザイン、照明、グラフィック、
さらに食にまでいたる、クリエイティブグループ。

その拠点であり、カフェやショップが
このgraf bld.にあります。

行ってみて気がついたのですが、
ここもかなりのレトロビル!
築40年ほどでしょうか。
今、私が取り組んでいるレトロアパート同様、
5階建て、エレベーターなし、です。



3階のショップは、家具を中心に、器や小物など
ナチュラルなモノたちが置かれています。
コンクリートの床に、白にシンプルにペイントされた壁。
天井と壁、一部床に無垢の板を配しているのが、
落ち着き感があっていい。
ビルの両サイドの窓から自然光が入って、
居心地いい空間です。



ついでに、お手洗いも撮ってしまいました。

(写真左)タイル使いって、今では贅沢。
昔はみんな、タイルばっかりだったから、
それをそのまま活かしているのでしょうか?
小物使いもさりげなく、上手い。

(写真右)思わずカメラに収めたTペーパーホルダー。
この、抜け感、遊び感がすごくここに合っている。
商品として、売ってるのかな、これ?



(写真左)踊り場の壁もアートがあって、
さずが、クリエイティブ集団だけあります。

(写真右)2Fはカフェ。こっちの壁はこわして、
ブロックそのままとガラスで厨房を見せるのは
なかなかいいアイデア!

この空気感は、デザインだけでなく、
レトロビルの持つ心地よさ、そして
大らかさによるところもあるのでは
ないかと感じました。

そして、ギャラリーやカフェやショップなど
人が出入りして、ビルも活かされている。

まだまだ、レトロビルの可能性を信じ、活かしていこう、と
静かに思う私でした。  


Posted by nobo at 18:07Comments(0)その他のこと

2011年08月03日

IKEAにいってみた

来年には、ここ福岡にも出店するIKEA。

先週末大阪に行ったついでに行ってきました。

現在プラン中の「レトロアパートをリノベする」でも、テーマは

「デザインも、コストもシンプルに、でも楽しく!」

がテーマなので、IKEAはもってこい。

インテリアアイテムが豊富で、
デザイン性があり、
しかもリーズナブルなので、
リノベーション業界でも最近注目されています。



大阪駅から無料シャトルバスに乗って



30-40分でIKEA鶴浜に到着です。

開店時間の午前10時前に着いたのですが、



すでにオープンしているレストランフロアは
家族連れですでにいっぱい!

キッズが楽しめるコーナーやイベントもあるので、
一日ファミリーで楽しめるというわけ。



インテリアフロアーのオープンを待っているとき、目についた
このカワイくて、しかもわかりやすいサイン。

見覚えがあると思ったら、

写真右はパリのシャルル・ド・ゴール空港で撮ったもの。
ちょっと違うところもあるけど、
世界中で使われている、
まさに、ユニバーサルなデザインなんですね。



で、インテリアショールーム~ショッピングエリア~写真上のウェアハウスエリアを回ると、
なんと全長2kmあまりになるらしい。
大きなカートで、ガンガンお買いものしていくと、
かなりのエクササイズになりそうです。

ちなみに



食材も売られていました。
スモークサーモンとか、ジャムとか、お菓子とか
IKEAの国、スウェーデンの食材なのか?
オリジナルブランドもありましたよ。

リノベーション物件用にも、いろいろ、
また自宅用にもいろいろ、買いました。
持ち帰れなくても、大丈夫、
大きな段ボールに詰め込んで
全国990円で配送してもらえます。

デザインがいいものって
見ているだけで、うれしくなるし、
それが、お手頃な値段で自分の家に
取り入れられたら、
それでまた、楽しい。
セルフサービスで家族で荷物運んで
家で組み立てたりして、
それもまたいいイベントになる。

うまいシステムだと感じました。

偽ショップが出来るのも無理ない?

福岡の出店も楽しみですね。  


Posted by nobo at 16:47Comments(3)その他のこと

2011年08月02日

京都らしいセンス

先週末、関西に行きました。

京都では、いつも発見があります。



夕方、先斗町へ。
ここの狭い通りは、まるで撮影セットのよう。
提灯が誘われますよね。雰囲気を盛り上げてくれます。
千鳥の柄というのが、かわいい。
こんな小物を使うか、使わないか、が違うんでしょうね。



同じ先斗町の通りの美容室。
ちょっとわかりにくいけれど、
ガラス窓一面に、舞妓さんや芸子さんの名前がついた
うちわを並べています。
京都の、しかもこのあたりのお店では
よく見かけるうちわ。
ごひいきさんやお世話になっている
お店に配られるもの。
各お店では、これを大事に店内に飾ってあって、
それが、京都らしい雰囲気になっています。

ちょうちんにしろ、うちわにしろ、
昔からの道具が、同じデザインで、
何百年も同じ様に作られて
大事に使われいる、
そして、それが、今でもカッコイイ!
もの作りの最高の在り方ですよね。

そして、店先には、朝顔の鉢植え。
これもまた、夏らしい。
あえて、朝顔、なんでしょうね。
風に円い葉が揺れて、うちわと合ってる!



こちらはアンティークの洋食器ギャラリーらしきお店の看板。
名前のひびきといい、字体のはんなりなのも、京らしい、
と思ってよく見てみると、
右下のマークは、ドイツの磁器メーカー、マイセンのもの!
オーダーして、ドイツで焼いてもらったんでしょうね。
まいりました!
この、さりげなくも、こだわりが、本物を知っている
京都人ならではなんでしょうね。
きっとそれを、京都人のお客さんもわかるのでしょう。



そうこうぶらぶらして、夏の名物、
川床のバーで一杯。
暑いといわれる京都も
この川床を吹き抜ける風で夕涼み。



ちょっと歩いただけでも、こんなに発見が。

大人になってから行く京都は、いつも新鮮です。

  


Posted by nobo at 16:09Comments(0)その他のこと

2011年07月21日

レトロアパートをリノベする

さて、次のプロジェクトは、集合住宅のリノベーションです。
築40年くらいの年代物のビルです。
古いのは我が家で慣れているのですが。


場所は福岡市中央区大手門。

自転車で天神にも行けるし、
歩いて長浜に
ラーメン食べにだって行けます。
大濠公園もすぐだし、好立地。

この5階の部屋からだと、
大濠公園の花火大会も
見れるかもしれません。

現在はDKに畳敷きの和室が2つ。
間取りを変更して1LDKにする予定です。



でも、ところどころレトロビルの良さもあって、

  

(左上)階段の踊り場の壁。階数の表示ナンバーがかっこいい。
(右上)オリジナルのオレンジのドア。意外と昔の建物って大胆な色使い。
(左下)和室のプルスイッチ式の照明。リノベーションしたら、
    使われなくなるのですが、なかなかいいデザインですね。
(右下)玄関の床は“The レトロ”なタイル。
    これはドアとともに残すつもりです。


古いけど、居心地がいいレトロビル。
そのカンジを残しつつ、設備を整えて、
でも、ちょっと楽しくしてみるつもりです。

  


2011年07月19日

古い家・夏のしつらえ

博多は山笠も終わったし、本格的な夏になりました。

我が家のお座敷も衣替え作業をしなくては!

まずは、



この重たい絨毯を巻いて、



以前「床のリフォーム~絨毯の収納」で紹介した、
床下の絨毯入れにしまいます。

で、籐の敷物を敷き詰めて


脚触りひんやりさわやかに。

それが終わると、



ふすまを簾戸に替えます。

絨毯運びもそうですが、これは一人では出来ない作業、
また重いものや大きなものを運ぶので、やはり男手が必要です。

我が家はリフォームを繰り返すうち、このようにしつらえを変えるような
和室は、今となってはこのお座敷一つだけになりましたが、
京都の古くからの町屋に住んでいる方などは家全体でしょうから、
頭が下がります。



手前は不要になったお揃いの簾戸で作ったエアコンカバー。

暑い季節の作業だし、ちょっと面倒にも感じる。
でも、終わって部屋を眺めると、
風情があって、見ているだけでも涼しげで、
やっぱりいい、
というわけで、毎年これを繰り返しています。
  


Posted by nobo at 14:41Comments(0)古いウチのこと

2011年07月14日

SADI DAKAR 完成。

前々からお店のデザインや改装の様子をお伝えしてきた、
Bar SADI DAKAR。

ようやくお店の中も整い、開店も近まってきました。

中のカンジ、お伝えします。



扉のガラス越しにお店のイメージ画像のモニターが
店内にいざなってくれます。
このモニターの画像は時間とともに変わっていくというもの。



お店に入ると、カウンター越しにアフリカ人アーティスト、アマドゥ・トゥンカラ氏の絵が目に入ります。

赤い壁、椅子や小物のカラーなど、
インテリアの発想はすべてこの絵からはじまりました。



カウンターは前にもお伝えした、イチョウの一枚板。
しかも、鋭角にくねくね曲がったりして、どの席に座っても、
違った角度で楽しめます。
お店の名前にもなっている、セネガル人SADIが作る
アフリカンのバー飯。メニューはお店のipadで。



テーブルも2席。このカウンターチェアは
緑と黄色のフレーム。
コートフックもカラフルにして、ちょっとだけカワイさをプラス。
この色あいも、すべて絵の中の色から。


お手洗いには、先日紹介した、
無垢板のアメニティスタンドも。








場所は福岡市中央区今泉。
国体道路を今泉一丁目交差点から入って、
2ブロック目。
「プロペラドライブ」の
ちょっと手前の
レンガ色のビルの2F。




女性同士でも、バー飯目当てでも、
いろいろな使い方で楽しめるお店です。
詳しくはお店のfacebookで。
http://www.facebook.com/sadidakar.imaizumi

  


2011年07月04日

突然、和布トート作り。

10年以上ぶりに、ミシンを引っ張り出してきました。



友人の紹介で知り合いになった織物作家さんのお手伝いで
作品展で販売する小物作りをすることに。

石垣島で八重山上布の織物修業をされた荒木みかさんの布は
手つむぎ(これを“手績み(てうみ)”というらしい)の麻糸を
草木染めにし、手織りをするという、
風合いも素朴で、やさしい色合いの布ばかり。

その帯や着物の布幅をそのまま活かして、
ミニトートバッグや袱紗やコースターなど
思いつくままに色々作ってみました。

もともとテキスタイルは好きだし、着物も大好き、
それに以前からバッグ作りは興味があったので、
夜中にひとりで没頭してミシンを踏むのは
いい、気分転換になりました。

なんだか久々、手芸熱に火がついたみたい。




ついでに、作品展の案内ハガキの写真やデザインもやっちゃいました。  


Posted by nobo at 14:36Comments(0)その他のこと

2011年06月24日

まさか、のイチョウのカウンター

今回のBar SADI DAKARの新装工事では、
以前からそこにあったカウンターをそのまま活かす事が
大前提でした。

無垢のカウンター。よく木目のつまった、この素材は何?
とずっと気になりながら、表面を研磨&塗装してみると



イチョウだったことが判明。
高級和食店や高級すし店では定番カウンターの一つであるイチョウ。
そのイチョウのカウンターにまさか、ここで出会うとは。

工事前の内装はスナックのようでしたが、
そのオーナーのこだわりなのか、
それとも、その前のお店のものなのか。

今となってはわからない、その所以。
それでも、カウンターは引き継がれていくのでした。  


2011年06月23日

アメニティスタンド完成

先日、大方の工事が終わった、Bar SADI DAKAR。

その中で、遅れていた、無垢の家具がやっと出来上がりました。



パウダールーム(お手洗い)のカウンターの横に置く、
アメニティ用のスタンド。

以前から私は“side furniture"というテーマで
身の回りに置く小さな家具のシリーズを作っているのですが、
空間に無垢の素材をちょっと加えるだけで、気持ちが随分休まるものです。
それを今回のバーにも取り入れてみたかったのです。

壁に付けて設置するのですが、



ウラにはトイレットペーパーと便器ブラシをかくせるように
なっているという、仕掛け。

でも、ちょっとしたディスプレイのスタンドとしても
サマになるカンジです。



材質はセンダンという木。色も木目も好きでよく使う材です。

そして、家具を作ってくれた職人さんのこだわりが、




木目がつながるように、板を組んで作っているところ。
見えない底の部分まで。
お願いした訳ではなかったのですが、こういうのを見ると
嬉しくなります。

そして、仕上げは撥水効果のある、
蜜ろう入りのオイル(リボス社のビボス)をかけます。
私、こういう作業、大好き。








で、実際に設置して
どうなったか、については
また後日お伝えします。

  


Posted by nobo at 14:35Comments(2)家具のこと

2011年06月11日

さらに工事はすすみ・・・

壁紙が貼られ、造作家具と照明がはいりました。



赤い壁、ライトが当たっている場所に、先日紹介した、
「お店作り、キーアイテムは『アフリカの絵』」のカンヴァスが
3枚並びます。



壁を掘り込み、造作の棚を入れ込んで、モールドで周囲の枠を作ったところ。
この枠は後ほど塗装します。

ちょっとバーっぽい雰囲気になってきたかな?

Bar SADI DAKAR、お店の完成は5日後です。  


2011年06月06日

工事すすんでます。

今、新装工事中のBar SADI DAKAR。

週明けの今日、現場に行くと、すでに内装工事が
かなりすすんでいました。



前の面影はもう残っていない。
でも、今回の工事、もともとあった、カウンターだけは残します。

この壁や天井に張られた、下地の石膏ボードのクリーム色。
いつも思うけど、意外と落ち着く色で、好きです。

店舗の工事は急ピッチですすんでいきます。
10日後、完成予定。
  


2011年06月04日

Barの名前は”SADI DAKAR(サディ・ダカール)"

5月の間、インテリアデザインを取り組んでいたお店の
新装工事がようやくはじまりました。

お店というのはバーで、名前は"SADI DAKAR"。
その名から、想像できるように、
アフリカ人スタッフがカウンターに入り、カウンター越しには
アフリカ人アーティストの絵を掲げます。
インテリアイメージも、この絵をモチーフにしたもの。

でも、“The アフリカ”っていうお店ではなく、
カラフルでカワイイカウンターチェアなんかも置いて、
女性でも気軽に入れる、ちょっとカフェっぽいカンジのお店になる予定です。



これから工事が進むとともに、少しずつ、紹介していきます。  


2011年05月29日

フランスの伝統色

仕事柄、塗装とかで色の選択が必要なので、
カラーチャートを購入、それも
「フランスの伝統色」シリーズというのに惹かれて
入手してみました。



色合いの綺麗さも、やはりフランスらしいといえば、フランスらしい。
オシャレだな、と思わせるこういう色彩感覚、身につけたいです。

そして色のネーミングも楽しい、

高貴な青は、Bleu Roi(王様のブルー)
鮮やかなオレンジは、Feu(火の色)
明るい黄緑は、Tilleul(西洋菩提樹)

この色のボキャブラリー、実際に
フランスのヒトだとわかるのだろうか。
「シクラメン色のカーテンにしましょう!」とか
「壁は黒麦の色で塗ってね」とか。

以前、このブログでも「ル・コルビジェの色」とか
「日本の色~道明の帯締め」とかで
触れたことがありますが、
色の種類は本当に多く、
ニュアンスは微妙で、でも見ただけで、
言葉はいらないほど、気分や雰囲気を伝えることができる、
奥が深いものですね。





  


Posted by nobo at 16:50Comments(0)その他のこと