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2015年06月03日

大分県立美術館、行ってきました。

4月25日にオープンしたばかりのミュージアム、
大分県立美術館(OPAM)に行ってきました。



あちらこちらから良い評判を聞く話題の美術館。



板茂氏設計というのもその話題のひとつ。
外観から期待が高まります。



エントランスを入ると全面ガラスによる自然光を取り入れた広々とした空間に
巨大な風船の形のオブジェ。入場者が触ったり押したりすると実際に風船のように動きます。



現在行われている開館記念展は
”モダン百花繚乱「大分世界美術館」”
というタイトル。
いったいどんな展示なのか?
作品の写真撮影はもちろん出来ないので
お伝え出来ないのが残念!


素晴らしく楽しめる展示です。それもどんな人でも。
もともとの大分県立美術館の所蔵はもちろん、
国内外のあらゆる美術館から絵画、工芸、彫刻、などが
時代もジャンルもミックスしながらも
緻密な計画とストーリーで競い合うように並んでいます。
教科書に載っている名画もあれば
千利休作の茶杓があったり、
イッセイミヤケのプリーツのドレス、
その横には奈良美智の女の子がこっちを見てる・・・
よくある絵の横の小さな解説文も詩を読むようで楽しい。
キュレーターの方の力量と情熱に拍手を送りたくなりました。




1Fの作品を観終わると、展示はさらに3Fへと続きます。




2Fから外へは渡り廊下を通り、歩道橋へ。




3Fに上がると、




中庭にオブジェが。




2Fとは天井が変わり、大分県の伝統工芸で有名な竹かごをイメージさせるデザイン。
材質は大分の日田産の杉でしょうか?
オープンして間もないせいか、シダーウッドの香りがします。
よく見ると、編んだ竹籠のようにゆるやかにカーブを描いている。
展示の中にも竹工芸の名品が数多くあるのですが、
アーティザンへのリスペクトを感じます。



ちなみにショップのカウンターにも
このように編みかごのモチーフ、
使われています。







大分らしさはこんなところにも。
青畳の香りもまだしてましたよ、この長椅子。





こちらは直線的で細かなディテールの脚、
竹で出来ています。
こういうところ、個人的に見つけては喜んでしまう(笑)





そればかりでなく、こんな長椅子も。
クラシカルでモダン、シンプルでエレガント。
「大分世界美術館」のテーマにぴったりな
時代と国を超えたデザイン。




2Fはさらに板茂デザインの世界が。
こちらはライブラリー。
板茂といえば、紙管の建築が有名ですが




こちらはカフェ。紙管で出来た長椅子、
壁も輪切りの紙管をあしらって。
(偶然座っている方のドット柄とシンクロしている!)



居心地の良い美術館、地元の人も気軽に集まる様子が
ほほえましく、よりどころとしての公共の建物の役割、
そして今回の私のように県外からも訪れる観光の目玉としての
役割の大きさ、その成功例を目にしました。


企画展示の他にも常設展示もオススメです。
あらためて知ったのですが、私が昔から好きだった画家
福田平八郎は大分の出身、この美術館にも多くの絵がありました。



大好きな作品「雨」
(東京国立近代美術館蔵)






この日の朝、湯布院から向かったのですが、




朝ごはんを食べていたカフェの窓から
見下ろすと、ちょうど瓦に雨粒が。





いい一日でした。












  


Posted by nobo at 15:55Comments(0)その他のこと

2015年01月18日

アメリカ西海岸: 風土と建築・インテリア

今年もスタートして半月あまり、
少しご無沙汰しておりましたが、今年も当ブログ「築45年の家に住む」
宜しくお願い申し上げます!

2014~2015年の年末年始、アメリカの西海岸に行ってきました。
初めて行った土地でしたが、アメリカ本土の今をじかに感じる
建物・店舗やインテリアなど、見てきたものをご報告します。




まずはロサンゼルスの中心街。年末年始ということもあって
人通りが少なく、閑散とした乾いた空気の中、高層のビルが立ち並ぶ。
東京やニューヨークとはまた違うような。
冷たい印象のはずのガラスや金属のビルにカリフォルニアの日差しが反射して
シャンパンゴールドに輝く姿が美しい。





その近未来的な建築群の中でも有名なのが
ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール。
建築家フランク・O・ゲーリーが3万枚ものスケッチを描いたといわれる
特徴的なデザイン。



さすが街のランドマークだけあって、
ちょうど建物正面では
結婚式の前撮り?が行われてました。
こんなクールな背景でウェディングの
撮影というのがおもしろい。














ロビーに入ると、素材は白い壁と木に代わりながら外観のカーブがさまざまな
方向・角度に伸びていてる。有機的な形、というよりもさらに図案化されて、
でも違和感も感じない。
ちょうどヴァイオリンなどの弦楽器の形状にも似た、優雅で機能的なカーブなのではと思いをめぐらされる心地よい空間でした。

コンサートホールには入れませんでしたが、音響は素晴らしいとの事、
ちなみに日本人の音響設家・豊田泰久氏が手がけられたそうです。







もうひとつロサンゼルスで行ったのがゲティ・センター。
リチャード・マイヤー設計によるもの。


白い建築が特色の建築家らしく、
白亜の要塞のような姿の建物、
ここでも整然とした空気が流れています。
さらにこのゲティ・センターは
山ひとつが敷地というほどの広大さ、
ガーデンからはロサンゼルスの街が一望できます。





石油王・ポール・ゲティの所蔵した絵画やヨーロッパの装飾美術などが
入場料無料で開放されています。
老若男女、観光客も市民も気軽にレジャー気分で一流の美術に触れられて、
なんとゴッホやレンブラントの絵画も写真OK。懐の深さなのでしょうか?









宿泊したのはロサンゼルスから
車で30~40分のサンタモニカ。
ビーチが目の前、まさに
カリフォルニア、というイメージ。






宿泊したOceania Beach Club Hotel。
ファザードには温暖な土地らしい多肉植物などの
グリーンがあしらわれています。
大通りに面しながら、こんな豊かな緑。
他のホテルや住宅でも行き届いたガーデニングが施されて、
ロサンゼルスとはまた違う雰囲気です。





レセプションから中に入ると、温水プールのオープンエア空間。
街中のリゾートならでは。




ちなみにホテルの部屋はこんなかんじ。
ミントグリーンの壁、かわいくてちょっとポップな
子ども部屋のような雰囲気が楽しい。




広い部屋の一角はこのようなスタディスペース?
本当に楽しく勉強できそうです。




置かれている本、ボールに盛られたお菓子やコーヒーコーナー、
homyな演出で寛がせるというのも面白い。




実は旅をした時はちょうど何十年ぶりの大寒波!
だったのですが、日差しはやはり温かい。



そのビーチで海を眺めながらYOGAなんかもしたりして。
今では世界中のリゾートホテルで
アクティビティとして浸透していますね。

特にここサンタモニカではヨガウェアがファッションになっていたり、
オーガニックや日本の食材などが人気、
さらには”Farm to Table" いわゆる地産地消をうたったレストランなども多く、
ヘルシー志向のブームを強く感じました。





そんな中で立ち寄った町のナチュラル系レストラン。
店内もオリーブグリーンの色合い。
この色、ここ数年世界的に流行しているような。




あちこちに下げられているセシリア・マンズデザインのベル型ペンダント、
これも世界的な大ヒットですね。

日本のナチュラル系ショップのインテリアとちょっと違うのは、
やはり、より大人っぽい?ポップなようで重厚感もあり。
それはインテリアの素材もレンガや木、金属など食材同様、ナチュラルでホンモノを使う事。
それからアクセントとしてブラックなどの落ち着いた色で締まった印象を作る。
ナチュラル=シンプル=ミニマルからさらに発展して
豊かさやかっこよさを取り入れるところ、健康志向をファッションとして
楽しんでいるカリフォルニアの今の気分を感じます







打って変わって年越しはラスベガス!













砂漠の真ん中にニューヨークも
パリもベニスも作っちゃう。
これもまたアメリカの凄さ。
豊かで多様性があってそのどれもを楽しめる、
凄い国だとあらためて認識したのでした。









最後にウォルト・ディズニー・コンサートホールのブックショップに掲げてあった
フランク・O・ゲーリーの言葉を。
「建築とはその時代や場所を語るものでなければならない、
しかし時代を超える存在であってほしい」

消費大国アメリカは何を残し、何を新たに作っていくのでしょうか。
私達もこれから考えていかなければ。














Posted by nobo at │名作デザイン│その他のこと
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Posted by nobo at 10:19Comments(0)その他のこと

2014年11月25日

フランスでドアについて考える。



ちょっと前のことになりますが
10月にフランスに行ってきました。









以前にも泊まったことのある、オペラ座の近くのプチホテル。
改装されてちょっとクールでモダンになっていたのですが。




シンプルな白い内装の壁にペイントがされています。
一瞬だまし絵のような。
モールディングといわれるクラシックな建物によく見られる装飾部材を
さらっと描いています。
(ちなみに壁と天井の境目の装飾である廻縁は本物のモールディングです)



こちらもマロンカラーのフラットなドアに白で、ドアの装飾枠が描かれています。
陰影とかも結構上手に描かれてますね。



日本のホテルにはない、遊び感覚がいい。
しかもドアノブは真鍮だったりするので、安っぽくないのがポイントですね。




本物はこんなカンジ。重厚感と装飾性が歴史を感じます。
日本と違ってやはり壁も厚いので、それに合わせて
ドアの枠なども幅の広いモールディングが施されています。

現代のデザインになってシンプルでシャープな建築になったらドアはどうなるの?
その解決方法がペイント! 
となるのも芸術の都パリだから?




今回の旅はパリからちょっと足を延ばして
憧れのモン・サン・ミッシェルに行ってきました。










憧れは20年前から。
このBrittany (英語でブルターニュ地方のこと)という本を見て
いつかは行ってみたいと思っていたのです。











モン・サン・ミッシェルはもちろんですが、
インテリアはもちろん木や家具が好きな私には、
このモン・サン・ミッシェルのカフェのような重厚な石と大きな梁のある
ブルターニュの家を見たかった。
ざっくりとしていながら、温かい雰囲気。




そしてブルターニュ地方の主都レンヌでは、
ブルターニュ博物館に立ち寄りました。












そこに展示してあったのは、ブルターニュの古い家具やドアの扉。
圧巻です。
個人的にはやっと出会えた、感動のご対面!
こっそり涙、出そうでした。



分厚い一枚扉に施された細かい彫刻。
地理的にも、ケルト民族の影響がみられるデザイン。



惜しげもなくつぎ込んだ時間と技がいとおしさを感じます。



貴重な素材が生み出す迫力や職人の技の中には、今では再現できないものもあるかもしれません。
だからこそ古いものを残す、守っていくことも大切なのだけど、
古いものを新しくアレンジして、現代の人にカッコイイ!と思わせる
そのテクニックはさすがフランス!

こんなところにも学ぶところがありました。













  


Posted by nobo at 16:25Comments(0)その他のこと

2014年06月02日

京都で出会った something four ~KIRA KARACHO

先日、京都に行ってきました。
「大人になってはじめて京都の良さがわかる」といいますが、まさにそのとおり。
毎回いろんな発見をさせてくれます。
今回もその何か(something)に気づかされた旅でした。

今回は私が個人的に参加している、和の文化を伝えるNPOの活動イベントで出会った唐紙師の方の工房を訪ねるというもの。
江戸時代より唐紙を代々作り続けている「唐長」。その唐紙の新しい可能性を広げている唐紙師・トトアキヒコさんと千田愛子さんの「KIRA KARACHO」さんのアトリエは京都御苑の近くにあります。





Something Blue

はじめて訪れたアトリエ。
唐紙というと、襖紙に使われる紙として知られているため、
伝統的な工房の風情を想像していたら、
一歩入るとこんなモダンな風景でした。

正面に見えるのは



トトアキヒコさんの唐紙作品です。
独特の技法によるアート作品、そして
なによりこの青とも藍ともいえない、日没直後の空の色ようなブルー。
そこに伝統的な唐紙の模様、千鳥が飛んでいて、
絵の前に置かれているアルネ・ヤコブセンのスワンチェアと
デザインが呼応しているようにも見えます。
その手前に置かれている同じくヤコブセンのエッグチェアは
この絵と同じ深いブルー。
アトリエの空間はそのほかにもモダンなデザイン家具にあふれていて、
そこに唐紙が時代も国境も超えて心地よく共存しています。





Something New

このアトリエではすべてオーダで唐紙を製作。
色と文様の組み合わせでこんなに新しい印象になるなんて。

現代の家はシンプルで、おまけに最近は家具も置かなくなり、
その代わりに壁に収納ができると絵を飾る空間もなくなって
装飾的なものがだんだんなくなっていて、
と思っていたら、建具をこうやってアートパネルとして装飾すればいいじゃない!
って、まさにそれが襖なんですよね。

唐紙を丸いパネル状にした作品も沢山集めて飾ることでオブジェになってますね。
ただ現代風というだけでなくて、金や雲母を色にあしらったり、昔からの文様であることで重みも感じられます。




Something Old

文様は昔、考案されたものとは思えない大胆でユーモアさえ感じられるデザインも沢山。
でもそれぞれの文様には「五穀豊穣」や「子孫繁栄」など、先人の願いが
込められているのです。
そんな願いを家にさりげなく装飾として取り込むという考え方、
いつの間にか忘れてしまってるのかもしれません。
かえって新鮮に感じます。




Something Borrowed

そんな文様は代々大事に使われ受け継がれてきた版木から生まれます。
この版木はやがて次の代へと受け継がれてその時どきを飾っていく。
この連綿と連なる文様のように。





今回、このアトリエでもうひとつの目的がありまして。
毎月第四土曜日にここで行われている「唐紙に写経」体験。
写経のご指導の先生もNPO活動で講師として来られている先生なのです。
唐紙に字を、ましてお経を書くなど恐れ多い、と緊張しながらも
贅沢な空間で書に没頭する時間を得るなんて、まさに命の洗濯。


”Something Four” とは「なにかひとつ青いもの」「なにかひとつ新しい(白い)もの」「なにかひとつ古いもの」「なにかひとつ借りたもの」を
結婚する花嫁が身に着けると幸せになるというエピソードとして有名ですが、
このアトリエに身を置いて感じた「幸せ」、
ちょうどこの空間にあるものがSomething Four にあてはまる。

京都の街の魅力も古いものを現代の人々が大事に受け継いで新しいものを作っていく。
心地良さのヒント、それをこの旅で気づかされたような気がします。

  


Posted by nobo at 17:23Comments(0)その他のこと

2014年03月04日

木の素材の取り入れ方~とあるレストランで。

食に関するブログを書くのはやめたはずなのに?
(以前もう一つブログをしてまして)
先日行ったレストランの事を書きます(笑)

ちょっとした記念日のディナー!! というわけで
初めて行くお店、それもフレンチと聞いていたのでどんなお店なのか?
ちょっと気構えて行ったところ、店内に入ると想像は心地良く裏切られたカンジでした。



これ、我が家にあるものなのですが、何だと思いますか?
木の実から芽が伸びてきたようなフォルム。



ウラにはこれを作った方の名前が刻まれています。
KOZUMA、熊本県出身の木工アーティスト上妻利弘さんの作品。
バターナイフなんです。
気に入って知り合いのギャラリーで数年前に買ったもの。




お店の中はそのバターナイフをはじめ、テーブルに点在するオブジェや
プレートスタンドや壁に架かっているアートまで
すべて上妻さんによるものでした。偶然の出会い。



店内はシンプルであたたかい雰囲気。
肩肘張らないカンジが和ませてくれます。



前菜を待つ間、このオブジェをじーっと眺めていたり、手に取ったりして。
フォルムが有機的だし、まるで何も塗っていないような木地の仕上げが
素材そのままのようです。




そしてその木のプレートに盛り付けられて出てきた前菜は
やっぱり、素材の良さを生かした一皿でした。

お店の室内にこだわりが見られて、それと味とが一体になっている
そんな演出があるんですね。こまやかでありながら、さりげないのがまたいい。

白い店内に白い壁、白いテーブルクロス。
木の分量は少ないのに、木の温かみを
こうした形、つまりテーブルの上に触れられる形でお客さんに感じてもらう。



バターナイフ使ってパン食べていたら、
どっちがパンでどっちがバターナイフか?
上妻さんの作る形は美味しい形でもあるんですね。



お味もどれも綺麗で優しいものばかりでした。
余談ですが、出されるお料理だけでなく、ワインのつぎ方も
静かで、正確で、うっとりするような綺麗な注ぎ方でした。

そして私の目のつけどころはもうひとつ、



座った席が壁際だったのですが、
普通壁にテーブルを付けるところを、
隙間をわざと開けておいてあります。
3cmくらい。隙間を開けることで、モノが落ちたりこぼれたりする。
けど、敢えて、開けることで、ほどよい緊張感が生まれる。
それが綺麗なんだと。
これもきっとお店のこだわりです。




お食事の最後に出てきたのは、陶器の器でしたが、やはり有機的な形。
素材感も合わせてありますね。
この下に、お茶漬けがあリ、上のプレートはその薬味がのっているもの。
(残念ながらお茶漬けの写真は撮りそこないました)

こうしたお店の個性の出し方、こだわり方。
わたしも木を扱う上で、すごく勉強になりました。

最後にお店ですが、
Defi Georges Marceau (デフィ・ジョルジュ・マルソー)
福岡市西中洲にあります。






  


Posted by nobo at 17:02Comments(0)その他のこと

2013年05月31日

紙技。

ずいぶんご無沙汰してました。
先月からプランをしているリノベーションの工事も
今週から取り壊しがはじまりました。

わたしは、というと、現在、お施主様と家具をはじめインテリア素材探しをしているところ。

先日は和室に貼る襖紙などを見に
福岡市天神にあるPAPER ROADさんに行きました。



もともと襖紙や壁紙の会社であるGSタカハシさんが世界中の和紙と
紙でできた商品を取り揃えたセレクトショップです。


これも和紙。カワイイ。
Marimekkoのような花の浮彫の和紙です。


これは和紙にカリグラフィーがあしらわれたもの。
これだけでアートになる。


そしてこれも和紙。和紙になる前の、植物の繊維そのもので作られたもの。


それがこの棚ぜーんぶに入っています。
一枚売りですので、まるで絵やポスターを買うように
色々見て、あれこれ欲しくなります。

店長の高橋さんは自ら買い付けにも行かれる方。

「アジアの紙はこのあいだのタイの洪水で紙漉きが出来なくなってねぇ。」

なるほど、紙も世界の事情とつながっているんですね。




これも紙でできたモノたち。
(そして後ろの襖もおもしろいでしょ。)












中でも気に入ったのはこの琉球張子の蛇の置物。
ヘビとは思えないかわいさ。
色合いが鮮やかでこれから夏にかけて飾っても
いいかな、と私と施主のTさんとでお揃いで買いました!





そうそう、ちゃんと和室用の和紙も選びましたよ。
こちらはシンプルに、そしてシックに。
Tさんの優しい雰囲気に合う色合い。



「日本の家は紙と木でできている」
と昔言われていましたが、
木も紙も色んな種類、色合い、
テクスチャー、
現代の暮らしにももっともっと取り入れたら、もっと豊かな空間になると思う。

「それに紙はハサミとのりがあれば
何だって作れるし、軽いから
女性が何か作るのには向いているんですよ。」

技がふんだんに盛り込まれた紙を使って
さらにいろんなモノが作れる。それも簡単に、というのが紙のすごいところ。
高橋さんのお言葉になるほど、と紙をあらためて見直したのでした。
  


Posted by nobo at 23:10Comments(0)その他のこと

2013年03月13日

伝統をちょっとすすめる。

昨日のブログ「伝統をきっちり守る。」に書いた
料亭嵯峨野でのセミナーの翌日、
福岡県太宰府に行きました。



太宰府にはよく行くのですが、ここは初めてお参りしました、
太宰府天満宮から山手に上った、
ちょっと人里離れたところにある竈門(かまど)神社。
別に縁結びをお願いするのは目的ではなかったのですが。









地元では山登りで有名な宝満山の登山口にもあたり
神社のある小高いところまで石段を上ると本殿はこんなカンジです。
わりとひなびたというか、
太宰府天満宮の賑わいとは
ちがっております。
いちお、お参りして
いろんな意味で良い方々とのご縁に恵まれるようにお願いしました。



で、本来の目的はこれを観に。



なんとこの神社のお札とお守りの授与所です。
片山正通氏がインテリアデザインをし、昨年12月に完成したもの。
縁結びということもあって、女子がグループで訪れて
「かわいい~」と言ってお守りを買っていくのが
似合う雰囲気。
お守りも実際カワイイものがならんでます。
たぶんこの建物の新調とともにデザイン一新したんでしょうね。



このカウンターにはカラフルなペンが入っていて
おそらく御祈願の申込みとか絵馬に書いたりするのに
使うもの。



壁はピンク、白、ベージュの大理石が埋められてます。
これがラブリーな色合いを作っている。おひなさまの菱餅みたい。
(みなさま、厄年ではないですか?)



ショップ(ではなくてお守り授与所)から先程の本殿をのぞみます。
気のせいか、ここから見ると、本殿も
ひなびたかんじがオツに見える。
天井がまたラブリーな花のレリーフ。片山氏らしい。
ちなみに梅の花は太宰府の象徴です。



建物は神社建築のエキスパート種村強氏が設計。
むくりの屋根、白木使いが神聖な風格をだしています。
そこにガラス張りのファサードとその上のひさしは
ポリカーボネートで明かりを取り込む。
モダンなインテリアとの融合。



で、今回の私の注目ポイントは
建物脇の外壁を覆うの木の使い方。











縦にはしる木、ただの棒状ではありません。
写真ではわかりにくいのですが、
断面が台形、なのです。
これをだたの四角にするのと台形にするのでは
木材を製材する手間が大幅にちがうはず。
マニアックな話になりましたが、
おもわず私はうなってしまいました。


感心しすぎて写真にとりそこなったのですが、
この脇の外壁を通り裏側に行くとテラスがあり、
そこに置かれている椅子が
ジャスパー・モリソンのデザインです。
縁結び祈願の女子達が「キャー、この椅子回る~」と
言っていましたよ。






大宰府天満宮の周囲には
菊竹 清訓氏設計の九州国立博物館があったり







参道には
以前のブログ記事「隈 研吾 設計のスタバ(福岡県 太宰府天満宮参道)」にも書いたように
有名建築家の作品がここ大宰府に次々とお目見えして
それだけで足をのばして来る楽しみが増えました。






神社もやはりビジネスです。
本来の神社の役割はもちろんですが
参拝者に魅力ある地域作りをしようという
意気込みがすごく感じられます。

前日の数寄屋建築の料亭と
この日の太宰府。
どちらも伝統を守る立場でありながら
方向性がそれぞれで興味深い。

そして伝統と進化したもの、
どちらも楽しめるのが現代人の私達の良いところ。
これからの伝統ってどうなっていくんでしょうか?  


Posted by nobo at 23:51Comments(0)その他のこと

2013年03月12日

伝統をきっちり守る。

先週、福岡にある老舗料亭「嵯峨野」に行きました。

こちらで優雅にお食事を、いうことではなく
この料亭を設計した建築士の前田伸治先生のセミナーに参加したのでした。




一年半前に建て替えをしたこの料亭、純粋な数寄屋建築で建てられています。
先日福岡県美しいまちづくり建築賞を受賞されました。

玄関を入ると気持ちの良い大空間が広がり







右手には「嵯峨野」の象徴的な竹林。
春の日差しが爽やかです。












歩を進めると左手には
先代の使っていた包丁が。
小さくなるまで研ぎ、柄まで細くなっています。
お店の歴史と心意気を感じる。










会場である大広間は青森から取り寄せた杉の材、
なんと9mの長押(部屋中央の横にはしっている材)が空間を貫いています。
奥には舞台があり、舞台の奥の杉の戸を開くと、
窓の向こうには中洲を通り博多湾にそそぐ那珂川が望めるという仕掛け。
うかがうところ使われている材木は青森の山から切り出し、
その材木の大きさや質の高さは現代では不可能に近いといわれる
逸品が贅沢に使われています。
私も木の事には少し関わっているものの、スゴイ材過ぎて、ためいきばかり。

しかし、建築家の前田伸治氏のお話によると

「数寄屋とは
『異風になく、結構でなく、流石にして、目に立たず』」

とのこと。数寄屋というのは茶室を起源としているらしく、
お茶の精神、つまり千利休の精神が反映されているのだそうです。

奇抜ではなく、豪華ではなく、立派であるけども、それが目立たない。

私もそれを目指したいと思います。
建物に限らず、人間としてもね。


建築だけではなく、意匠も凝っています。
この襖絵もしかり、
襖の引手にまで博多人形師の第一人者である中村信喬氏や
有田焼の今泉今右衛門氏がオリジナルで作り上げるなど、
地元九州の美術工芸の粋を集めてあり、
この数寄屋作りへの建て替えを決心した
若女将さんの心意気がひしひしと伝わります。






実はこのセミナーにはお食事もついていて
やっぱり優雅にランチ、
いやいや、数寄屋建築とともに味わうという体験!です。

お刺身ひとつとっても
つくしなどで季節感が感じられ
影に隠れているのは「おきゅうと」という
博多らしさもちらり。
建物に違わず、お料理もきっちりと
伝統と地元を守ったスタイル。




舞台の反対側には床の間。
旧暦のお雛様とさりげなく、でも咲き具合が絶妙の桜。



その広い床の間の横にはさらりと一間、2段になった飾り棚。
そこに立派な竹でできた蓋物が飾ってありました。
大きなたけのこを思わせる。
これもさりげなく季節なんですね。

セミナーのお話の中で

「床の間とは昔、書院造りの板の間に貴人が座る場所に置かれた置き畳が起源で、
よって床の間に飾るものとは、そもそもその偉い人と同じ位価値のあるものを
飾るためにある」

というお話があり、それも初めて知りました。



で、ここで私の目線はこの棚の木材に。
(写真ではわかりづらいのですが)
下は塗装された檜?
で上段は木地のままの、それも南洋材のような。
この木材の使い分け、どういう意味なんでしょか?

建築家の前田先生にお尋ねしたのですが、
「これは花梨ですかね。たしかここの料亭に昔からあった材だったと
思います。」

とのこと。
昔のお店の名残をつかうのも、またいいですね。
建築にいろいろな思いが入っている。
そしてきっと木地の上段と塗りの下段で
飾る物も使い分けると思いますが、
それは若女将さんにいつか聞いてみたいと思います。
といっても次回はプライベートで来ることに?
いつになるのでしょうか?

写真には撮れなかったのですが、
この料亭には表千家の家元の茶室「残月亭」を
寸法も、そして材もすべて同じもので作られた
茶室もあります。
拝見させていただきましたが、
畳に座ると、そこから那珂川が絶妙な位置に見え、
博多の残月亭は本家の残月亭にもない景色があるという、
心憎い趣向。
建築家と現場の大工さんはじめ皆さんで作り上げた
川の景色だというお話、聞いている方も嬉しくなりました。

本当に女将さんと若女将さんの凛とした心意気が
この建物の格を作りあげたのだな、と
感心した一日でした。



  


Posted by nobo at 17:25Comments(0)その他のこと

2013年02月15日

色のイメージを言葉で表現すると

そういえば、と昨年購入したカラーについての洋書を思い出しました。



壁の色をベースに小物などのアクセントカラーの参考書といったところ。
1ページずつ色の組み合わせが紹介されていて
そのカラーイメージのネーミングが興味深いんです。



“Elegant, understated neutrals”
エレガントと控えめな中間色のカラーコーディネート、そんな意味かな?

ブラウンの色の壁はツヤのある木の家具やドアと相性がよく、
そこに中間色の淡いピンクやベージュ系のサテンのクッションなどで
コーディネートするとカワイイながらも洗練された印象になる、と書かれています。

それでブラウンがエレガント、という訳なんですね。
言われると確かに身に覚えが。

以前コーディネートをしていてモザイクタイルを選ぶ際に、
お客様が
「この色、“ざーます”って感じ。」とちょうどこのブラウンの色のタイルを
言われて、思わず笑ったことがありましたが、
ざーます=エレガント、確かに当たっています!




で、これはロマンチックなバレエ、なんだそう。一見そうかな?と思いますが
解説によると、なんでも印象派の画家のマネが描くバレエダンサーの絵には
光のきらめく表現にこのような淡いグリーンやピンクが使われていたそう。
この理屈になるほど、と感心。

イメージを言葉にして人に伝えるのってなかなか難しい。
インテリアを作っていく上でいつも考えさせられる点です。
色は特に感覚的なので、
この本はそれをよく理論づけていると思う。



アフリカン・アドビ。アフリカの粘土の色。
先日アフリカに行ったのでピックアップしてみましたが。
モダンな空間に取り入れるといいらしい。



そういえば泊まったロッジも、こんな色合い。
差し色のオレンジやレンガ色はないですが。
(詳しくは以前のブログ記事「サファリのロッジは「ホワイトウォッシュ」」をご覧ください。)












日付は変わってしまいましたが、昨日のバレンタインデーにちなんで
ビターチョコレートにスイートなバイオレットやミントカラーの組み合わせ。
味覚もカラーで表現。




そして最後はチェリーブロッサム。
まさに春色。
待ち遠しい季節。
(意外と差し色が抹茶色というのがおもしろい)


というわけで見飽きないこの本。
思い切ってこういうカラーにこだわった部屋を作るのもきっと楽しい。  


Posted by nobo at 01:07Comments(0)その他のこと

2013年01月17日

サファリのロッジは「ホワイトウォッシュ」

今年初めてのブログです。
遅ればせながら、今年も「築45年の家に住む」をよろしくお願い申し上げます。

私のもう一つのブログ「福岡カスレ協会」の方にも書いたのですが、年末年始の連休に思い切って南アフリカを旅してきました。
10日間、ツアーでもなく飛行機や宿泊などすべて個人手配、
予想もつかない土地でちょっとドキドキでしたが、
レンタカーも使いこなし、飛行機のオーバーブッキングも何とかクリアし?
無事に、いや十分楽しんできました。

アフリカならばやはり、ということでサファリにも行き、
今回は滞在したロッジについてレポートします。


国際空港のあるヨハネスブルグから
プロペラ機で北東に約1時間の
Hoedspruitというところがサファリの目的地。
クルーガー国立公園のそばになります。

ここまで来るのに日本から乗り継ぎなどを含めて
ほぼ24時間。
いきなり真夏の日差しです。




空港からはロッジからのお迎え。
サファリカーで空港からすぐに
宿泊先の“Kapama Private Game Reserve"へ。
広大な敷地、その中に宿泊施設、それに動物達もいます。









長旅でやっと落ち着いた先は
洗練されたロッジ。
それまではテント形式だったらしいのですが、
昨年洪水によりテントが崩壊し、
新しく建てられたという離れ形式の建物は
白で統一された空間。


いわゆる「サファリルック」もそうですが、
サファリに行くときはファッションも
動物を刺激しないように白や
ナチュラルカラーの服を着るのですが
それがシンプルでみんな洗練されて見えるのです。
それをインテリアにも
反映させているのですね。

ちなみにこのロッジのホームページには
“The contemporary yet African feel”と表されてます。




85㎡のワンルームにベッド、バスが置かれ
シャワーは室内と屋外にも。

バルコニーからはサファリの風景が。




前に川があって、動物達も
水を飲みにやってきます。
ウォ-ターバック(たぶん)
気が付くと、私達の部屋のバルコニーに。
獰猛なのであまり近づかないように。




見上げると、天井はこんなカンジです。
丸太をそのまま見せて、
ペイントしたあとワイプアウトしてナチュラルな雰囲気に。
これが「ホワイトウォッシュ」テイストなんですね。
ナチュラル素材のシーリングライトもいい。



私の注目ポイントはこの壁。
白い壁土にわらのようなものを混ぜ込んで
これもナチュラルテイストを加えています。
日本の和室なんかにも藁すさの土壁、ありますよね。




こちらはライブラリー。



自由に使える空間には
ル・コルビュジエのシェーズロングや
ミース・ファンデルローエのバルセロナチェアなど
有名な椅子もさりげなく置かれています。








そしてPCが置かれた無垢のテーブルには











なんと「ちぎり」が!!

このブログで時々お伝えしている
「家具のこと」。
無垢のテーブル製作で使う技法。
木と木の継ぎ目に施すパーツなのですが、
まったく同じ形!
アフリカでもするんですね。
ひとりで感動の涙です!




食事スペースも毎日ディナーは場所を変えたりして、
この日はプールサイドにテーブルをセッティング。
離れ形式なのでカップルが中心のため、
ムードもありありです。




ディナーから部屋に帰ると天井から下がるカーテンで窓が覆われ、
夜のカンジもいいでしょ。


ふとミニバーのコーナーに目をやると、
この日はレモンが一個置いてありました。
連れの主人が風邪気味でサファリに参加せず夕方部屋で休んでいたのですが、
さりげない気遣い。
こういうのが部屋数の少ないロッジ形式の
アットホームなサービス。
気持ちもほぐれます。
また、レモンまるごと一個というのが
アフリカっぽくていい?






おかげで翌日から
元気にサファリにも参加できました。










サファリでは猛獣や大きな動物もたくさん見ましたが、



感激はこれ、フンコロガシ!
古代エジプトでは「スカラベ」として装飾品のモチーフにも使われていますね。
太陽神ケペリを表し生成・創造・再生のシンボルとして崇められていました。
でも何よりカワイイ!(動画でお伝えしたかった)

私達も見習って、プッシュプッシュ!
ころころと忙しく働き、その積み重ねで
やがてそれが大きな玉のように育っていきますように!






そして皆様にとっても
2013年が素敵な一年になりますように!  


Posted by nobo at 12:08Comments(0)その他のこと

2012年12月06日

モダン&ハワイなホテル~The Modern Waikiki

先日ハワイ(オアフ島)に行ってきました。

今回泊まったホテル、The Modern Waikikiのインテリアを
ちょっとご紹介します。



入口を入ると、このレセプションカウンターが。
スタッフはレセプションからドアボーイまで全員
シンプルな白のシャツ&パンツ姿にグレーのカーディガン、
アロハではないです。

スタイリッシュな雰囲気の中、音楽がガンガンかかってます。
ハワイアンではないですよ、クラブ系ミュージックです!



大きなオブジェのような白いレセプションカウンターは
よく見ると、表面に木目が。
モダンななかにも素材はナチュラルテイスト。

そして、カウンターの後ろには
本物のサーフボードを使ったオブジェが。
Herbie Fletcher という作家のインスタレーション。
ボードにはプロサーファーのサインも入っています。
クールでハワイアン!

インテリアデザインを担当したのはGeorge Yabu と Glenn Pushelberg。
他のホテルにはない洗練さとサーフカルチャーのリラックスした空間がコンセプトらしい。



実際に1Fにはクラブもあり、レストランはこれまたスタイリッシュなレストラン、
「Morimoto Waikiki」。
昔「料理の鉄人」で和の鉄人として
アメリカで活躍していた、森本正治氏の
レストランがあり、
夜にはドレスアップした若者が集まるという
地元でもホットなスポットでもあります。







部屋もホワイトで統一された、シンプルなもの。




デスクもスクエアーでシンプルなデザイン、木製で白にペイントされている。
窓際の長椅子も白。



ベッドサイドのライトがちょっとこだわったブラケットライトだったり
デスクの横にはちょっとした棚があって
ウクレレやハワイアンな布がわざと置いてある。
これも他のホテルにはないでしょうね。
まるで誰かの部屋にきたみたい。



ベランダに出てみると、アラモアナのヨットハーバーが眼下に見えます。
ここはアラモアナ・ショッピングセンターは徒歩圏内。

そのうち、隣の部屋からウクレレの音色が。
ホテルの備品を弾いているんでしょうか(笑)?






で、私が注目ポイントはここ。
窓際はカーテンではなく、重厚な木のスライディングドア。


バスルームにもこのルーバーのドア、
ハワイのコアウッド(だぶん)でできた無垢の建具です。
白い部分でライト感をだしても、素材はホンモノを使うことで
安っぽくならないし、この木だけでハワイアンな雰囲気が出る。
簡単なインテリアテクニックだけど、重要だと思います。

そのあたり、日本だと、どうなるんでしょうね?



余談ですが、ここのハウスキーピングが面白かった。
3泊したのですが、2日目の夜、部屋に帰るとTVがついているんです。
「えっ?テレビとかつけてなかったよね?」
テレビ、わざとホテルの宣伝チャンネルがつけてあって、
これまたスタイリッシュな音楽で出迎えてくれるというもの。
で、デスクにはアイスペールに氷が入っていました。
洒落っ気のあるサービス。これでまたリラックスしてしまう。







プールも2種類あって、ビーチチェアがプールにせり出していたり、
もう一つはベッドが並んでいて(ベッド予約でいっぱいでした)
その下に砂100トンを入れて人工のビーチを作っていたり、
ヨットハーバーがあるため、ホテルから直接ビーチに面することが出来ないため
の工夫です。



コンシェルジュなどのサービスも良かったし、
ワイキキの中心部からちょっと距離を置いて、
スマートカジュアルなハワイの雰囲気を楽しめたホテルでした。
  


Posted by nobo at 16:44Comments(0)その他のこと

2012年10月23日

「博多べい」って知ってる?

ちなみに博多湾(Hakata Bay)じゃないですよ(笑)。

このところ2週に1回は通っているお蕎麦屋さん

お一人様で鳥南そばを食べていたら



ガラス越しの小さな庭、なんかカワイイ塀。
なんとなく、手前の“カレーうどん”の
文字とあうような、ちょっとユーモラスな模様。

この塀、なんだっけ?

これが博多塀なのだそう。
塀の土壁に瓦や石を模様のように入れ込んで作った土塀を
いうらしいのですが、

もともとは、戦国時代に合戦で焼け残った石や瓦を入れ込んだという
ものだったらいしいです。



というわけで、お蕎麦屋さんから歩いてすぐの
博多の総鎮守、櫛田神社には
当時の商人の屋敷跡から移築した「博多べい」が
ありまして、ちょっとぶらり、見に行ってみました。

合戦で荒れていて、ものがない時代のいわゆる「リサイクル」塀かも
しれないけど、
壁の厚み部分まで、けっこう凝ったデザインで配置されている。

いろんなものを取り込んで、何かを作るところ、
昔からアジアの文化を取り入れてきた博多らしいと
いうんでしょうか。

なんだか時代も壁の中にラミネートしているみたいで
ちょっといいな、と思いました。  


Posted by nobo at 16:28Comments(0)その他のこと

2012年10月17日

レトロビルについて考える

最近とあるレトロビルに通っているのですが



福岡市上川端町にある「冷泉荘」。
築50年を超えるビルです。
もともと住宅用に建てられたようですが、


今では沢山のテナントが入っており



ここはベーグル屋さん


ここはYOGAスタジオ。
私が通っているというのはここなのですが、
古いままのコンクリートの壁にペイントをして
フローリングを施したワンルームは
以前はおそらく6帖2間、風呂なしの住居。
どことなくレトロな雰囲気と
大きなビルにはありえない
“風の通る”空間で行うヨガも心地よい。


その下の階にはスケルトンのままの空間を活かした
ギャラリースペース。

実は数年前にレトロビルの再生を学ぶべく
このビルの見学会にも参加したことがあるのですが、
当時からアートイベントの会場になっていたりと文化の香りもする活気あふれるコミュニティも出来上がっていて
このビル自体がブランドのようにもなっています。






昨年私も福岡市内のとあるレトロアパートの一室をリノベーション工事したのですが




古いビルの住居スペースをリノベーションする場合
レトロビルオーナーの側から見ると

設備関係(お風呂やトイレ)をリニューアルするのにコストがかかる
                   ↓
かかったコストを回収するために家賃をUP
                   ↓
マンションやアパートの供給が需要を上回る現状で、外見の古いレトロビルは
入居者がなかなか決まらない
                   ↓
お金をかけたのにもかかわらず、家賃を下げなければならない

というわけで、長年ビルを所有しているオーナーには
レトロビルをどうしていくかは、問題なのです。
(ちなみに私がリノベーションした部屋はリノベ工事終了から3週間で入居決定、一年あまり経ちますが、今でも住み続けていただいてます。ホッ。)


そんな中、この冷泉荘は住居用を思い切って自由な用途に開放し、
リノベーションコストもかけないことで
「安いテナント料」で借り手にもメリットがあるし、
博多の街中「川端商店街」に隣接し、
エリアとしても商業目的に向いているという点からも
成功している、福岡でも数少ない例。

「古いものを使うこと」が「エコ」だとか
「再生」だとか、
それよりも、ビルに出入りして感じるのは

どこかあたたかいということ。
オートロックのない、オープンな階段を
人とすれ違いながら行ったり来たりすることが
「いいね」と思える余裕をもった大人が
大事にしながら、そしておもしろがって
レトロビルを使っていけば
新しいビルにはない魅力ある再生ができるのではないかと
思います。  


Posted by nobo at 16:46Comments(0)その他のこと

2012年08月12日

庭はなくとも木は育つ。

そう、それは盆栽!



知り合いのお店の開店祝いに何がいいか考えていたら、
ふと思い立ちました、ミニ盆栽のプレゼント!

でも、どこに売っているのかあてもなく、ネットで検索したら
唯一、福岡市で見つかった「てのひら盆栽教室 櫻苑」(福岡市田島)さんに
伺うことができました。



小さくても、さまになってますね。
盆栽というと、よく小学校の講堂で校長先生の横にあった
松の盆栽のイメージがありますが
ミニ盆栽は様々な木の種類、形があり、
現代のインテリアにもすんなり取り入れられるカンジ。

なぜ「ミニ盆栽」を思いついたかというと、自分でもわからないのですが、先日から「森林について考えよう。」 「自宅の庭に森を作る、ということ」と木を育てる大切さについてこのブログで触れてきたせいかもしれません。

どの盆栽をプレゼントするか迷っていると、教室主催の横大路さんが
「こんなアクセサリーもあるんですよ。」



わかりますか?根本の苔と白砂のところに小さなヒトと一輪車が!

「マンボン(人Man+盆Bonsai)」っていうんですよ。」



こちらも作業中ですね。お疲れ様です。

これで心をわしづかみされてしまいました!カワイイ!
小さな木とその木陰で仕事をする人、一気にsmall world感がでます。

というわけで、このマンボン君も是非加えていただいて



選んだのは「唐かえで」という種類の木。
楓なので、秋には紅葉、落葉するらしいです。
それも楽しい。

ちなみに、盆栽というのは、これ以上木を大きくしないとのこと。
土を替えながら剪定をしていくことで、木の幹が太くなり
葉っぱはより小さくなるらしい。
自然に育つ木とはちがいますね。
森の木のように環境に役立ったり災害を防ぐことは出来なくても
人のそばにいて木を身近に感じさせてくれるのも
なかなか立派な役割です!



(わかりにくいですが)私もマンボン君の横に開店祝いの立札を
ミニサイズでつくっちゃいました!
  


Posted by nobo at 06:53Comments(0)その他のこと

2012年07月28日

エジソンの電球を見てLEDを思う。

今日、メルマガでパナソニック電工からのお知らせが
「白熱電球(E26)を前倒しで今年10月に生産中止します」
との事。すでに現在販売されている照明器具などはLEDや蛍光灯専用の器具がほとんどになっていて、身の回りでもすでに浸透していることなのですが。
経済産業省発信における“省エネランプ等の普及促進対策”による
もので、これまでも東芝などもすでに生産をストップしています。




これはエジソンが発明した白熱電球を復刻した白熱球。
約130年前、電球のフィラメントに京都の竹を使ったことで有名。
当時10万ドルをかけて、全世界に20人の竹ハンターを派遣して発見したらしいです。

この電球は竹のフィラメントはもちろん使用していませんが、
電球の形が手吹きのカンジでカワイイ。
以前リノベーションさせていただいたお宅で裸電球のペンダントをダイニングに使うことになり、
この電球をプレゼントしたところ、それからずっと気に入って使っていただいています。

LEDはまだ発展途上の器具だし、価格もまだまだ高いし、
この独特の温かい色合い、ろうそくの炎のようでいいですよね。



LEDだと、電球色でもなんとなく色合いが不自然な感じでさびしい。
それに、LEDの特性として、光が放射状に行かないので
全方向を照らす照明器具には向いていない。









でもそんな中、このようなLED電球も売られていました。
白熱電球と同じように放射状に光が照らせる。
でもこれはまだ白熱球20W程度の明るさだそうです。










昔からの白熱電球がなくなると、ちょっと寂しい気になるのは
世代なんでしょうか?
いや、LEDがもっと開発されてろうそくの炎のような、
白熱球に本当に代わるモノになってくれたら
この寂しさもなくなるのでしょうね。  


Posted by nobo at 01:05Comments(0)その他のこと

2012年07月03日

森林について考えよう。

昨晩からの豪雨で各地で水害が起こっている九州。

まだまだ地すべりの恐れもあり、山沿いは警戒が必要な状態です。

そんな今日、「晴耕雨読」ではないけれど
先日我が家にふらっと立ち寄った知り合いの先輩の置き土産を
手に取って見ていました。



東京在住の先輩、編集にかかわったという、
森林について考える、子供向けの冊子。
中には木に関する様々な事が書かれているのですが、




私たちが出すCO2量は木何本分か、とか
(結構本数がいるんですね。)



今日のような大雨による洪水を防いだり、



木の資源としての生産性とか
(年間70兆って国家予算にもせまる金額!
森って働いているのね。エライ!)


結構大人が見ていても知らないこと、
ためになることが多くて驚きました。


日頃木を使って仕事しながら思うのですが、
人間の生活に「木」がないと、大変なことになります。
家の建物自体はコンクリートでも建つかもしれませんが、
中の壁とか床とかドアとか、それに家具とか
まったく木が使われていない家は、まず無いと思う。

それに不思議と「木が嫌い」という人はいないでしょう?
精神的にも木に囲まれた空間って癒されたりするし、
木はヒトにとってなくてはならない存在なんです。

環境とか、リサイクルとかエネルギーなど
ずいぶん意識するようになりましたが、
木という資源については身近にありながら、
森を保護する意味とか活動については
「マイはし」ぐらいで、
それ以外に森林の保護ってあまり身近ではないですよね?

大人はもちろんですが
木が大きくなるのに年月がかかるように、
子供たちにも小さい頃から木について学んで
森を育てる心をはぐくんでほしいと思いました。

この「日本の森林と林業」という冊子、
小・中・高校の教材用としても使われているようです。
購入などご興味のある方は公益社団法人 大日本山林会まで。


ここ北部九州は雨もひと段落、
ちょっとアカデミックな話になりましたが。
私も木を大切に使ってよりよい
モノ作りをしていこうと思いました。  


Posted by nobo at 16:04Comments(0)その他のこと

2012年06月23日

自然の中のまるいかたち。

ふと、ウチの犬を見ていて思うのですが、



この犬のブチ、なんであるんでしょうね?
この犬種にはたいがいあって、みんなこういう楕円。
でも、なんとも言えずかわいいと思ってしまうのです。

そして、犬の耳の形、先端の丸いカーブがきれいなんです。



こうゆう丸さ、他にも気を付けて見ていると、けっこう見つかったりして




柏餅食べたら、
その葉も似たようなカーブで














いつも私のもう一つのブログ「福岡カスレ協会」
カスレ作りに使う白インゲン豆、これも
ラウンドした形、なんとなく似ているでしょう?

満月や太陽の「真円」も完璧な美しさですが、この有機的な丸さも魅力的。
そう思うのは私だけではないと思うのですが。






その証拠にこんな豆のまんまの形の箸置きがあったり












この壺は銘に「瓜型」とあるように、
自然のモノのまるさというのは、
人にやさしさを感じさせるんですね。
もともと馴染んでいるからそう思うのか?
それとも原始からのDNAによるものなのか?




















そしてこれもそのひとつ?
もしかしたら、この形が
世界共通の「カワイイ」を刺激する
のかもしれません。  


Posted by nobo at 00:29Comments(0)その他のこと

2012年05月23日

レンタル家電でスチームクリーナーを使ってみる。

前から気になっていた、スチームクリーナー。
ケルヒャー(Karcher)、年末の大掃除時期に
よっぽど買おうかと思っていたのですが、
今は「レンタル家電」という便利なものでお試しできるので。




ネットで探した機材レンタル会社、注文して翌日には届き、
まるまる一週間使用できて、2380円です。(送料別)
機種によってレンタル料は違いますが、これは家庭用としては十分。
アタッチメントもいろいろついてます。








なぜこれを使ってみたかったかというと、
我が家の古いお風呂場の壁の大部分は
ご丁寧なことに、天然石がはってあり、
お風呂掃除の洗剤を使うと、酸などの成分が
石を溶かす恐れがあるので使えないのです。
よって目地用のカビとり剤も、もちろんダメ。
(目地は問題ないのですが、カビ取り剤が流れて、周りの石を溶かす恐れがあるから)

おかげでこのガラスブロックの目地はこのスチームだけでキレイになりました!
きもちいい!!



ついでに石の面もスチームしてみました。
でも、石によっては、スチームをあてすぎると
表面が変質したりすることもありますので
あまりかけ過ぎない方がよいようです。






当然、調子にのっていろんなところを
スチームしてみます。

フローリングはよく小さなお子さんがいるところなど、
「蒸気で消毒できるからいい」
と言われますが、やはり木ですので、
フローリングも軽く当てる程度にしておいた方がよいと思います。

もともと「曲げ木の椅子」や、わっぱなどの「曲げ物」は木に蒸気をあてて曲げるのですから。
フローリングは曲がることはないにしても、
くれぐれもやりすぎないように。




それから、テレビショッピングでスチームクリーナーが紹介されると
定番なのが、この換気扇のお掃除。
もちろん、やってみました。





で、これは私の個人的な感想ですが、
このしつこい油汚れにはスチームはあまり効果的ではないような?
高温といってもスチームの温度は水の沸点100℃ですよね?
油の温度はもっと高いわけですから、
汚れを溶かす、というより「ゆるめる」程度だと思います。
(私の勝手な論理ですので、違っていたらごめんなさい。
あるいは我が家のこびりついた油がすご過ぎるのかもしれません。)

で、存分にスチームクリーナーを楽しんだわけですが、
さすがはドイツ製、家庭用とはいえ、
昔の掃除機のようなゴツさがあるので、収納場所も考えるし、
スチームの温度と威力がかならずしも「万能」ではないと思い、
やはり、こうして必要な時に「レンタル」で使うのが
私の場合、よさそうです。  


Posted by nobo at 17:53Comments(4)その他のこと

2012年05月10日

Colorful in Europe!!

ゴールデンウィーク、ヨーロッパを旅してきました。
初夏の古い街並みにひときわ引き立つ色、色、色。


パリで飛行機乗換の為に一泊したプチホテル、
Hotel de Noailles。
エントランスや中庭にこんなビビッドなカラーの
アートオブジェが置かれています。




ロビーもこんなかんじ。
ギャラリーみたいです。








日本のビジネスホテルも顔負けなコンパクトな
バスルーム。
でもこの色使いと、いきすぎなくらいデザイン重視のアイテムが
いちいちウレシクなります。







うってかわって、こちらはブルー。
ロンドンのソーホーにあるチャイニーズレストラン、
唐茶苑Yauatcha。
真っ青な水槽にお魚が泳いでます。






青い色は食欲減退させるんじゃない?
と思いきや




意外と味は美味しい。
ミシュラン1つ星らしいです。





モダンな空間で働く白いユニフォームのエプロンに
ちょっと付いている赤いストラップ。
これが良く見ると、中国柄だったりして、ニクイ!








またまたかわって、こちらは
南イタリアのレストランホテル、
Don Alfonso 1890。
ラブリーな色合いの客室は
南イタリアの明るい色合い。



白い戸棚を開けると、このピンクです。







バスルームは南イタリアの手描きタイルや陶器の器や照明でデコレーション。
やさしくて、かわいい、
けど、子供っぽくないのはきっと




石造りの家の壁の厚み、そしてクラシックで彫刻の施された
装飾扉やドアの枠など、
さりげない重厚感がバランスをとっているからだと思います。






最後にColorlessなスタバを。
パリ・オペラ座の近くのショップ。
このモノトーンの壁は大理石。

植栽のグリーンが映えていいですね。
こういう整えた植木、クラシックな街並みで
良く見かけます。




古い建物をそのまま活かした、シックな店内。
イートインしようにも、居心地が良すぎて、席が空きません。

これは逆立ちしても日本には作れないでしょうね。
偉大なるヨーロッパの歴史の街の遺産。



クラシックとモダン、街並みの石づくりと
華やかなカラー。
文化的にも深くて豊かなところ、
やはりあこがれます。  


Posted by nobo at 01:33Comments(0)その他のこと

2012年04月13日

「IKEA福岡新宮」いってみた!

地元では話題沸騰中のIKEA。
オープン2日目、混雑覚悟でいってきました!



友人と朝9時集合!
車に乗り合わせ、都市高速に乗ってたどり着きました、スウェーデンカラーの建物!













広い駐車場には難なく入れて
オープン前の行列に並びました。
















それでも、開店時間前倒しでオープンし、
意外と待たずに入店。

店内は昨年行った大阪のIKEA鶴浜店と全く同じレイアウト。
エスカレータで2Fのインテリアフロアにいざ!









まずはフロアガイドと品番を控えるための鉛筆、
そしてサイズを測る紙テープのメジャーを各自とります。














店内は回遊式なので人の流れが止まらず、
大混雑せず見て回れます。
ただし!自分のお目当てのコーナーだけ直行!は出来ません。
約2km、迷路のように見て回りますので
軽いウォーキングのつもりでのぞみましょう!







子供部屋用のチェストを物色中の友人。
引き出しを開けたり、サイズを測ったりしてチェックです。
気に入ったら、品番と家具名を記録して
後ほど1Fの商品購入のフロアで梱包された商品を探し出します。





私は?というと、
各モデルルームのプレートに書いてあった
壁の塗装のメーカーと色品番、
床のメーカーと商品名の表示に目が行く!
商品ではないけど、参考になります!
こんなところを親切に表示してあるの、オモシロイ。







IKEAの本場・スウェーデン人スタッフ?
忙しく働いてました。
















ひととおり見て回ってやれやれ、と
そこにはレストランが。
すでに満席で入れませんでしたが、
スウェーデン料理のミートボールが有名みたいです。
もちろん、IKEAの椅子やテーブルでいただきます。






1Fで商品をカートに入れてお買いものを済ませると、
レジの向こうには、スウェーデンの食材を中心としたフードのショップや
カフェコーナーもあります。
こちらのお値段も、やはり「安い」。



そんな一日、この日の晩ご飯は





買ってきたディルとマスタードのソースを使って
サーモンソテー!
お腹の中までスウェーデンスタイルが上陸です!





















  


Posted by nobo at 22:46Comments(0)その他のこと